ビッグモーターの不正に関して思うこと

筆者の近況ブログ

連日、世間を騒がしているビッグモーター問題。

私自身は、過去にビッグモーターを利用したことがありませんし、この件についてブログで触れるつもりもありませんでしたが、あまりにも事が大きくなり、クルマ関連の情報を提供する者として、何かしら私の考えを発信すべきかと思い執筆することにしました。

なので、今回はビッグモーターに対して私の思うことをシェアします。

ビッグモーターとは

1978年に兼重宏行氏が山口県岩国市で創業した中古車の販売・買取・修理・車検・保険など自動車に関する事業を手掛ける会社です。

本社は六本木ヒルズ森タワー内にあり、全国300店舗以上、従業員6000人を抱える会社です。

何が問題なのか

ビッグモーターの問題になっている事象の一部を紹介します。

顧客や保険会社へ水増し請求

客のクルマのタイヤにドライバーで穴を開けたり、ヘッドライトを叩き割ったり、靴下にゴルフボールを入れてクルマを叩いたり、本社社員がクルマを蹴ったりして修理箇所を意図的に拡大させる。

上位グレードのタイヤに交換したと保険屋に申告するが、実際は廉価グレードのタイヤへ交換して差額分を利益にする。

新品部品と偽って中古品でクルマを修理する。

交換の必要がない部品まで交換させる。

オイル交換をしていないにも関わらず交換したと偽る。

ローン不正

現在乗っているクルマの残債金を組み込むことで残債金を少なくし、購入するクルマの代金に上乗せし、偽りの金額を記載して申請していた。

ローンを通すために顧客情報を偽り審査に出す。

仮審査と偽り本審査を行い、キャンセル料を請求。

不正車検

特に手間のかかる4WD車のスピードメーターの検査を行わなかったり、無資格者が車検検査業務を行った。

街路樹に除草剤を撒き木を枯らす

展示車が見えやすいように店舗前に除草剤を撒き、税金で整備された街路樹や植え込みを枯らした。

都市緑化法違反

ビッグモーター名古屋茶屋店のある地域では、一定の規模以上の建物を建設する際に、都市緑地法に準じて、敷地の一部を芝生や花壇などで緑化することが義務付けられており、2018年の開業時には条件を満たしていたが、開業当時にあった芝生がコンクリートで舗装されており、都市緑化法に抵触している可能性がある。

パワーハラスメント

副社長による「死刑死刑死刑死刑」のLINE。

店長や幹部のグループラインで「ふざけた報告すんな、ボケクソが!」「返答もできねーなら店長おりろ、ボケが」「隠蔽、誤魔化すなら営業してろボケが」などの暴言。

「木偶の坊」「ポンコツ」などと落書きされた名刺がデスクに置かれる。

受話器を頭に固定される。

環境整備点検で事前準備で深夜までサービス残業。落ち葉が1枚落ちていたり、副社長の気分次第で店長が降格・左遷。

私がビッグモーターの不正に対して思う事とは

令和になって5年も経つにも関わらず、こんな昭和時代以上にハラスメントが横行する企業が存続していることに驚きを隠せません。

クルマを金儲けの為の道具として見ておらず、ただただ悲しく残念であり、そんな会社にクルマを扱って欲しくないと思います。

クルマを故意に傷つけたり、除草剤を撒いて街路樹を枯らしたり、パワーハラスメントは完全なる犯罪行為で、断じて許されず、真面目なクルマ屋さんに対する冒涜行為です。

以前からビッグモーターの悪い噂を聞いており、(強引な接客、後から買取金額が引かれるなど)今後もビッグモーターを利用することはないでしょう。

ビッグモーターの今後

社長・副社長の辞任で茶を濁していますが、大株主である兼重宏行氏の影響は大きく、経営陣の入れ替えがないことから社風が大きく変わることがなさそうです。

1度失った信用を取り戻すことは容易ではなく、不祥事のレッテルを貼られたビッグモーターでクルマを売りたい・買いたいと思う人は減るでしょう。そして、今まで不正というか犯罪行為を行い莫大な利益を上げていた集団が、顧客離れした状態で合法的に利益を上げられるのでしょうか?

私としては、こんな会社は存続すべきではないと思います。企業は「お客様」「地域住民」「社員」によって存在させられていることを認識し、全てを捨てて1からやり直すべきかと思います。

この記事の執筆者

フェアレディZオーナーが自動車情報とおでかけ情報を発信するブログ・YouTubeチャンネル「Can I get information」運営をしています。趣味はドライブとクルマです。所有車は日産フェアレディZ(Z34)。常に新しいコトを探究。東海地方を拠点に活動しています。

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