皆様は燃料警告灯が点灯し、焦った経験はございませんか。
「あと何km走れるのだろうか?」「途中でクルマが止まったらどうしよう」という不安を抱えながらガソリンスタンドまでの道のりがとても長く感じたことでしょう。
クルマへの給油を怠ると燃料警告灯が点灯します。巷では貧乏ランプとも呼ばれていますね。
燃料警告灯はガソリンの残量がどのくらいで表示されるのか。また、燃料警告灯が点灯してからどのくらいの距離を走行できるのかが気になる方もいるかと思います。
今回は、燃料警告灯は残り何ℓで点灯し、何km走行できるのか考察していきます。
燃料警告灯が点灯するタイミング
まず結論ですが燃料警告灯の点灯するガソリン残量は車種により異なります。中には燃料警告灯すら無い車種もあります。
しかし、これでは疑問解決にはなりませんね。
燃料警告灯の点灯タイミングは車両の取扱説明書に記載がありますので、そちらを確認していただいた方が確実です。
多くの車種でガソリン残量がおおよそ15%以下になると点灯します。
なので燃料警告灯はガソリンの残量が約10ℓ〜5ℓ以下になったタイミングで表示されます。燃費が悪く燃料タンクが大きなクルマほど早く警告灯が点灯する傾向があります。
私の370zの場合、満タン72ℓでガソリンが残り10ℓになりますと燃料警告灯が点灯します。
燃料警告灯が点灯してからの航続可能距離
次に走行可能航続距離ですが、これも車種により異なりますが、おおよそ50kmから100km程度です。
車両の取扱説明書には燃料警告灯が点灯してから何km走行できるかは記載されていません。それは運転方法やエアコンの使用によって異なるからです。
では、燃料警告灯が点灯して残り何km走行できるのか?調べるための計算方法があります。
燃料警告灯が点灯するガソリン残量に1ℓあたりの平均燃費を掛けた数値が航続可能距離になります。一度計算しておくと良いかもしれません。
ちなみに私の370zの場合、燃料警告灯が10ℓ以下で表示され、平均燃費は7.6km/ℓなので警告灯が点灯してから約76km走れる計算です。
1ℓあたりの平均燃費の出し方は前回の満タン給油時点から今回の満タン給油まで走った走行距離に給油量(ℓ)を割った数値です。例えば前回の給油から今回の給油まで400km走行し、給油量が30ℓの場合、平均燃費は約13.3km/ℓになります。
筆者が実際に試してみた
私は先日、給油を怠った為に給油ランプが点灯し、ガス欠にならないか焦りました。
先程から記載していますが、私の370zの燃料タンクは72ℓで燃料警告灯の点灯タイミングは残り10ℓ以下で点灯します。
写真Bの航続可能距離がーーーkmになって30kmほど走行した後、満タン給油をしましたが給油量が65.5ℓでした。燃料タンク内には約6.5ℓ残っていたと思われます。
計算上、ガソリン残量が15ℓのタイミングで写真Aのように注意が促され、この時点での航続可能距離は約114kmとなります。ガソリン残量が10リットルを切ると写真Bのように航続可能距離がーーーkmとなります。
370zではガソリンが減ってくれることを事前にお知らせしてくれます。国産車は比較的余裕を持って燃料警告灯が点灯する傾向があります。
ガス欠になると迷惑になるので真似しないように、早めに給油をしましょう。
まとめ
燃料警告灯が点灯してからでも思ったより距離を走れるなと感じた訳ですが、私はガソリンを早めに給油することを皆様におすすめします。
なぜなら日本は災害大国だからです。台風や地震などの災害はいつ発生するか分かりません。
災害時、ガソリンはとても貴重な存在です。移動はもちろん、クルマのエンジンは発電機にもなります。いつ起こるか分からない災害に備えてガソリンが半分を切ったら満タン給油を心がけましょう。
しかし、満タンにすると重量が増し燃費が悪くなると言います。だが、燃費悪化も微々たるものです。実感できるほどではありません。
また、ガス欠の心配がある時は心に余裕がなく、運転に集中できずに事故の原因になります。
早め早めの給油を心がけてゆとりのあるカーライフを過ごしましょう。