道路工事の片側交互通行時に手信号や信号機は無視しても違反になるのか?

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皆様は最近、道路工事が多いなと感じていませんか?

特に年末や年度末になると予算の使い切りによる無駄な道路工事が増えるわけですが、その中でも比較的規模が大きい道路の工事現場では片側交互通行が実施されていることがあります。(中には本当に必要な道路工事もありますが・・・。)

片側交互通行は2車線の内、1車線が障害物やアスファルトの掘り起こしにより道路が塞がれることによって残りの1車線を交互に通行するシステムです。

そんな片側交互通行が実施されている道路の工事現場付近では交通誘導員による交通整理が行われていたり、信号機が設置されています。

特に信号機が設置されている片側交互通行の道路の工事現場では比較的、通行台数が少ない場所が多く、「誰もいない深夜の山道の片側交互通行の信号に3分も待たなければいけないのか?誰も通らなさそうだし行っちゃっていいのか?」と思う方もいるかと思います。

なので今回は、道路の工事現場の片側交互通行の交通誘導員や信号機は守らなければ違反になるのか紹介します。

結論からいいいますと、道路の工事現場に設置されている信号機や交通誘導員の指示を無視しても交通違反として警察に違反切符を切られることはありません。

だからといって信号機や交通誘導員の指示を無視して良いわけではありません。

信号機や交通誘導員の指示は安全かつ円滑に車両の通行を促す役割があります。交通誘導員もノウハウがあり、最善な手段で交通整理を行なっているので、指示通りに通行しましょう。

信号機や交通誘導員の指示を無視して強行突破すると対向できない車線で向かい合わせに立ち往生したり、最悪の場合は交通事故に発展します。

ちなみに、交通事故の発生や土砂崩れなどによって車線が塞がれ片側交互通行になったり、信号機の故障や停電などにより警察官による交通整理が行われている場合、その警察官の交通整理を無視すると道路交通法違反に問われます。

実は、警察官の交通整理は公安委員会が設置した信号機と同じ法的効力があり、警察官の交通整理を無視することは、警察官の目の前で堂々と信号無視していることになり、違反切符を切られます。

違反の対象である警察官か否かではなく、安全と円滑のために片側交互通行時の交通誘導員や信号機は遵守しましょう。

この記事の執筆者

フェアレディZオーナーが自動車情報とおでかけ情報を発信するブログ・YouTubeチャンネル「Can I get information」運営をしています。趣味はドライブとクルマです。所有車は日産フェアレディZ(Z34)。常に新しいコトを探究。東海地方を拠点に活動しています。

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