皆様は憧れのナンバープレートの地名はありますか?
「品川」「横浜」「神戸」などの都会のナンバーや「湘南」「鈴鹿」「富士山」などの観光地の地名のナンバープレートも人気があります。
ナンバープレートの地名は主に都道府県名で、中にはご当地ナンバーが導入されている場所もあります。
しかし、マイカーのナンバープレートは住んでいる地域を管轄する運輸支局・自動車検査登録事務所で登録しなければならないので地名となり自由に選ぶことができません。
希望の地名のナンバープレートを装着するには、その地名を管轄する運輸支局・自動車検査登録事務所のある市区町村へ引っ越さなければなりません。
なぜ、他地域のナンバープレートを装着できるのかを紹介します。
自身の住んでいる地域ではない地名のナンバープレートをマイカーに装着する方法は「車庫飛ばし」と呼ばれるやり方で好きな地名のナンバープレートを装着しています。
「車庫飛ばし」とは、希望の地名を管轄する運輸支局・自動車検査登録事務所のある市区町村に自宅があり、2km以内に駐車場があると偽って車庫証明を登録します。
しかし、車庫証明は原則、自宅から2km以内に用意する必要があり、引越しの際は15日以内に住所変更をする必要があるので、「車庫飛ばし」は違法行為となります。(ナンバープレートの変更は次回車検まで猶予が与えられます。)
もし期限内に住所変更とナンバープレートの変更を行わなかった場合、道路運送車両法第12条により罰金刑を課される可能性があります。(処罰された話を聞いたことがありませんが。)
「車庫飛ばし」以外の方法で他地域のナンバープレートが装着している方は、短期の県外赴任などを理由に県外の実家で登録されている方もいます。(違法ではありますが、グレーな部分です。)
県外に別荘をお持ちの方が別荘で登録した車両を本宅へ持ってきて使用している可能性もあります。
ちなみに愛知県弥富市に自宅があり、自宅から100m離れた三重県木曽岬町内にある駐車場を借りた場合、ナンバープレートは自宅のある地域のナンバープレート(弥富市は名古屋ナンバー)が適用されます。駐車場が三重県にあるからといって三重ナンバーになるとは限りません。
コロナ禍の時は県外ナンバー(特に都会から来たナンバー)が差別の対象となる事態がありましした。
現在はそんなことはありませんが、一部では地名を馬鹿にするところがあるらしいです。
自身の住む地域に誇りを持って安全運転に努めましょう。