2008年発売の日産 フェアレディZ Z34の純正ナビは使えるのか?

フェアレディZ関連

日産フェアレディZ Z34の購入を検討されている方で、カーナビをどうするか悩まれている方もいるかと思います。

実は、日産フェアレディZ Z34にはメーカーオプションの純正ナビ(後期型ではバージョンS、バージョンT、バージョンSTは標準装備)があります。

純正カーナビの価格はおおよそ38万円程だったと記憶していますが、発売当時は最先端の高性能ナビでした。

しかし、日産フェアレディZ Z34の発売は2008年と古く、そんな古い車両に付いているカーナビは、令和の現在でも使えるのか?と疑問を抱いている方もいるかと思います。

なので今回は、日産フェアレディZ Z34の純正ナビを紹介します。

機能

フェアレディZ Z34の純正ナビには以下の機能が搭載されています。

  • HDDナビゲージョン
  • VICS
  • CD
  • USB
  • Bluetooth(音楽再生・電話)
  • AUX
  • フルセグ・ワンセグ
  • AM・FMラジオ
  • バックカメラ

エアコンとETCが連動しています。

アンドロイドオートやアップルカープレイはありません。

実際のナビ画面

カーナビのサイズ感です。

最新のクルマと比較すると小さく感じます。(大きな画面やタブレットみたいなナビが苦手な方には良いです。)

画面は小さいですが、必要な情報を見るには十分なサイズです。運転を純粋に楽しむには大きな画面は不要です。

ナビの画面です。

シンプルで見やすい画面となっています。

右側に地図更新・マップメニュー・ナビ縮尺項目がありますが、どれも不必要に感じます。(ナビ更新は数年に1度の頻度でしか使わないと思います。)

下部にはオーディオ情報とエアコンの設定温度が表示されます。

ナビ画面下にある物理ボタン群です。

上部はCDです。

中央はオーディオで、左のツマミは周波数設定、中央のボタンがオーディオ切り替え、右のツマミは音量調整です。

下部はエアコンで、左のツマミが風量、中央のボタンがモード切り替え、右のツマミが温度調整です。右のツマミを押すとオートモード(オートエアコン)になります。

ナビ画面を縮小してみました。

コンビニや飲食店などの表示もされます。

ナビ画面を拡大してみました。

市街図が細く表示されます。

目的地画面です。

自宅・登録地・住所・電話番号・名称・その他から選べます。

名称は正式名称で入力しなければなりません。(「ららぽーと」を「ららぽ」と略しても認識しません。「マイカル」などの旧名称でも認識しません。)

住所は「都道府県」→「市区町村」→「町名」→「番地」と入力する方式で、番地が違うと町名の代表的な場所に自動的にセットされます。

ルート画面です。

案内の終了・ガイドの再開、ルート編集、再検索など行えます。

状態表示画面です。

上部にはオーディオ情報、下部にはエアコンの状態が表示されます。

テレビ画面です。フルセグ・ワンセグは自動で切り替わります。

サイドブレーキを解除するとテレビが見られません。(解除キットは別売りであります。)

FMラジオの画面です。

放送局を指定することも、自身で周波数をチューニングすることも可能です。

情報画面です。

車両状態やお出かけ先の情報を見ることができます。

設定画面です。

カーナビの表示や案内・オーディオなどの設定ができます。

実際の操作感の動画はコチラ

不便な点・不具合

最新のスマホに慣れると動きがモッサリと感じます。

イマドキのクルマの純正ナビと比較すると小さく、使う場面のない物理ボタンが邪魔に感じます。(大きな液晶が苦手な方には良いかもしれません。)

音声操作は、ほとんど認識してくれません。名古屋駅と言っても名古屋駅が表示される気配がありません。

地図データがやや古いです。2021年5月1日に開通した「名二環」名古屋西JCT〜飛島JCT区間がありませんでした。2019年3月17日開通の「新名神」亀山西JCT〜新四日市JCT区間は表示されました。

Bluetoothを使いiPhoneを接続して音楽を聴く訳ですが、通常時は下部に曲名が表示され曲のスキップや戻すことが可能ですが、最近、音楽は流れ続けるが、画面の表示が消え、曲のスキップや戻すことができなくなることが多発しています。さらに、突然曲が停止することがあります。再生ボタンを押すとその曲が最初から再生されます。(心臓に悪い)

結論

データがやや古く、動作が少し遅く、ちょっとした不具合がありますが、普通に使うことができます。

何より、純正ナビは見た目が綺麗で内装のデザインにマッチします。

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