私は先日、日産ノートに試乗しました。
日産ノートがどのようなクルマなのか、私の感想と共に紹介します。
日産ノートとは
日産ノートは日産自動車が製造・販売するコンパクトハッチバックです。
2005年に初代ノートが発売され、2012年にフルモデルチェンジされ、2代目ノートが発売されました。2020年にフルモデルチェンジされ、3代目となるノートが発売されました。
以下が今回試乗した2代目の日産ノートのスペックです。
| 販売時期 | 2012年〜2020年 |
| 形式 | DBA-E12 |
| エンジン | HR12DE |
| 排気量 | 1198cc |
| 最大出力 | 79ps＠6000rpm |
| 最大トルク | 10.8kgf・m＠4400rpm |
| 過給機 | 自然吸気 |
| 使用燃料 | 無縁レギュラー |
| 燃料タンク | 41ℓ |
| 燃費 | 22.6km/ℓ |
| トランスミッション | CVT |
| 駆動方式 | FF |
| タイヤサイズ | 185/70R14 |
| ハンドル位置 | 右 |
| 乗車定員 | 5名 |
| 全長×全幅×全高 | 4100mm×1695mm×1525mm |
| 車輌重量 | 1040kg |
| 最小回転半径 | 4.7m |
| 価格 | 139万9680円 |
外観
フロントです。
マイナーチェンジ前のVモーショングリル搭載前のバンパーで、グリルとヘッドライトがマッチするデザインです。（Vモーショングリルは賛否がありますね。）
ボディサイズが全長4100mm、全幅1695mm、全高1525mmと5ナンバーサイズでコンパクトなので日本の狭い道や駐車場にちょうど良いサイズです。
サイドです。
最大の特徴はプレスラインで、日本刀の先端を彷彿とさせます。
フェンダーも強調されており、ボディサイズ以上の迫力を演出しています。
給油口は左側にあります。
リアです。
比較的よくありがちな滑らかな形状のリアバンパーに真っ直ぐのラインが2本入ったハッチバックドアが特徴的なデザインです。
タイヤ・ホイールです。
タイヤサイズは185/70R14
ホイールは14インチのスチールホイールでホイールキャップはシンプルな形状です。
内装
運転席です。
必要な機能しかない、社用車のようなシンプルさそのものです。
視認性の良いアナログメーター、センターにはマニュアルエアコンのダイヤル。
シンプルが故に収納に乏しいです。
後部座席です。
後部座席には3名乗車できますが、真ん中の席に人権はありません。
2名乗車であれば快適に乗れます。
トランクです。
タイヤハウスが突き出して狭く感じますが、ごくありふれた5ナンバーコンパクトカーのサイズ感です。
トランクの下です。
スペアタイヤと工具が積載されています。
エンジン
エンジンルームです。
搭載されているエンジンはHR12DE。1198cc水冷3気筒DOHC自然吸気エンジンは最大出力79ps＠6000rpm、最大トルク10.8kgf・m＠4400rpmを発生させます。
運転してみて
前方・後方共に視界は非常に良好で、シートのサイズも平均的な日本人にあった大きさです。座り心地は良くも悪くも印象に残らない（狭い、座り心地が悪いなどの印象もない）シートです。
車幅感覚も掴みやすく、乗り手を選ばないクルマだと認識させられます。
エンジンを始動させます。3気筒エンジンはやや振動と騒音が車内に入ってきます。
Dレンジに入れて、ハンドブレーキを解除して発進させます。
アクセルレスポンスに少しラグを感じます。出だしは、車重こそ軽いのですが、トルクが高くないので、特に速い訳でもありません。
CVTには特に不満がありません。
4000rpmあたりからパワーを感じさせます。
キックダウンはワンテンポ遅れてギアが下がり、加速し始めます。
79馬力なので、軽自動車に毛が生えた程の加速しかしないので、正直なところ遅いです。（トヨタ アクアはモーターによる加速が速いですが）
最大で6000rpmしか回せず、アクセルを踏み続けると6000rpmを維持し続けます。
Lレンジへ入れてエンジンブレーキをかける際にラグがあります。
エンジンブレーキの効きは緩やかです。
SPORTモードが搭載されており、SPORTモードに入れると巡航時の回転数が1000rpm程高くなります。
ブレーキペダルの遊びが多く、効き始めるまでに時間を要します。ブレーキペダルのタッチは自然で、ブレーキの効きは十分にあります。
コーナリングは踏ん張りが足りず、アンダーへ出ます。
サスペンションは非常に柔らかく、揺れの収まりが良くありません。
静粛性やスピーカーの音質は低グレードの軽自動車並みで、パッとしません。
全般にのっぺりとしたフィーリングで、大衆コンパクトカーに運動性能を求めるにはナンセンスですが、万人に街中での運転のしやすさを追求した味付けかと思います。
まとめ
日産ノートは価格が安く、低燃費で取り回しの良いコンパクトカーです。