日産フェアレディZ RZ34には様々な電子制御や運転支援システムが搭載されています。
マニュアルトランスミッション車にも関わらず電子制御でガチガチに固められているとも感じれます。
そんなフェアレディZ RZ34に搭載されている電子制御や運転支援システムってどうなのか?実際に使ってみたレビューを紹介します。
ハイビームアシスト
オートライト点灯時にレバーを奥に押すとオートハイビームモードになります。
対向車が来ると自動でロービームに切り替えてくれますが思いの外、ロービームの時間が長く、ハイビームで見たい時にロービームになります。(街灯や反射板にも反応している模様)
正直なところ、ちょっと邪魔かなと思います。
バックビューモニター
後退時に見ますが、とにかく画質が悪過ぎます。(300万画素で任天堂3DSのカメラと同じ・・・)
オートライト
感度が高く(高めの設定にしてある)夕暮れ時や雨天時でも余裕を持って早めに点灯してくれます。
ローンチコントロール
さすがはフェアレディZという機能が搭載されていますね。ただ、どこで使うの?この機能という状態です。
通常のアイドリングスタートでアクセルを踏み込んでもタイヤが空転するので、ローンチコントロールでフル加速させるには相当な技量が必要になりそうです。
ヒルスタートアシスト
急な坂道で発進する際に後退しなくなるので楽といえば楽ですが、私には必要ないかなと思います。
しかし、残念ながらヒルスタートアシストをオフにはできません。
MTシンクロレブコントロール
いわゆるオートブリッピング機能で非常に優秀です。
優秀すぎるが故に使い過ぎると自身のブリッピングが下手になりそうなのでオフにしてあります。
LSD(リミテッドスリップデフ)
駆動力を路面に効率よく伝えるための装置ですが、効果が分かりません。
インテリジェント クルーズコントロール
日産のレーダークルーズは優秀で安心して任せられます。
ただ、フェアレディZはドライブを楽しむクルマなので、使用は野暮かと思います。
インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)
左折する前方車と車間距離が空いてる際にブレーキを踏まないと音で警告してきます。
今の所「ハイハイ分かってますよ!」というタイミングでしか警報されたことがありませんが、よそ見、脇見運転の強い味方になってくれると信じています。
インテリジェント エマージェンシーブレーキ
もちろん、未だお世話になっていませんが、有事の際に必要になります。
ただ、どのレベルで発動するのかは不明ですが・・・
LDW(車線逸脱警報)
元の設定でオフになっているので不必要です。(精度が低いことで有名ですが)
BSW(後側方車両検知警報)
後側方に車両がいるとサイドミラーのある部分がオレンジに点灯しますが、気にしていません。
自身の目でサイドミラーやルームミラーを確認し、車両の有無を判別しています。
RCTA(後退時車両検知警報)
後退時に時々、警告してくれますが駐車場ではない、一般道を走るクルマに対して警告することが多く、正直いらないかなと思っています。
コーナーセンサー
かなり手前から音で警告してくれますが、イマイチ信用できないので、自身の目で障害物との距離を確認しています。
停車時にクルマの近くで人が通ると反応してびっくりします。
リップスポイラーを擦るような段差がある時も反応してくれます。(これは助かる)
VDC(ビークルダイナミクスコントロール)
いわゆるトラクションコントロールですが、405馬力のFRなのでアクセルを踏み過ぎると簡単にグリップを失う恐れがあるので、必要かと思います。
ABS(アンチロックブレーキシステム)
ブレーキがロックするほど急ブレーキを踏んだことはありませんが、こちらも必須電子制御になります。
EBD(電子制御制動力配分システム)
乗車人数に応じて前・後輪の制動力を電子制御により適切に配分するシステムですが、システムの恩恵を感じられません。
ABSやVDCなどクルマの挙動に関わる制御は必要不可欠ですが、その他は正直あってもなくても・・・と感じています。(個人の感想になります。)