私は日産フェアレディZ RZ34に乗っている訳ですが、時々輸入車にも乗る機会があります。
私の日産フェアレディZ RZ34は国産車で日本国内仕様の為、日本工業規格(JIS)に準じてコラムスイッチが右ウィンカー、左ワイパーとなっています。
一方で大抵の輸入車は右ハンドルであってもISO(国際標準化機構)に準じてコラムスイッチが左ウィンカー右ワイパーとなっています。なので間違えてワイパーが出ることが多々あります。(ヒョンデの日本仕様は左ウィンカーとなっています。)
私自身、左側にウィンカーレバーがある方が好きで、以前乗っていたフェアレディZ Z34はコラムスイッチを左ウィンカー、右ワイパーの北米仕様に交換していました。
RZ34でも交換したいなと思っていましたがもちろん、こんなニッチな改造をしている人はほとんどいないと思うので、ネット上にも情報がありません。
しかし、調べているうちに北米仕様ではZ34とRZ34のコラムスイッチが同じであることが判明しました。売らずに(売れないだろうけど・・・)取っておいたZ34用北米仕様のコラムスイッチがRZ34に装着できるのではないかと思いました。
なので、実際にフェアレディZ RZ34に北米仕様のZ34用コラムスイッチへと交換してISO規格にしてみました。
まず、ステアリングチルト機構のレバーの左隣にあるネジをプラスドライバーで外します。
ステアリングを切り、精密ドライバー的な道具で抉って蓋を外します。かなり硬いので勢い余らないように注意が必要です。
ネジで留まっているので、プラスドライバーで外します。
ステアリングの右側にも同じ蓋があるので同様に外してネジを外します。
下と左右のネジが外れたら、ステアリングコラムカバーの下部を上下に揺らして上下分解します。これもかなり硬く外すのに苦労しました。
写真ボケして申し訳ありませんが、白いカプラーを外します。爪で引っかかっているタイプなので、簡単に外せます。
ステアリングコラムカバーの上部をめくって、黒色のネジ2本をプラスドライバーで外していきます。
黒いネジ2本を外すとコラムスイッチ本体を上へ引っ張ることで外せます。
上が今回取り付けるZ34用北米仕様のコラムスイッチで、下がRZ34用日本国内仕様のコラムスイッチです。
取り付けは、外した方法とは逆手順で行います。
まず、上からコラムスイッチを差し込み、黒色のネジを2本プラスドライバーで留めます。
カプラーを差し込み、ステアリングコラムカバーを上下合体させます。
ステアリングを切り、プラスドライバーでネジを留めて蓋をします。これを左右2箇所行います。
ステアリングチルト機構のレバーの左隣にあるネジをプラスドライバーで留めれば完成です。
ウィンカーやワイパーは問題なく動作します。Z34では出なかったウォッシャー液も出ました。ただ、リアフォグランプのスイッチがないので使用はできません。(迷惑なので使いませんが)
しかしZ34とは違い、義務化されたオートライトが搭載されているので、動作がおかしな点があります。
- OFFにしてもライトが消えません。
- スモールにするとライトが消えます。
- ライトを点灯したままエンジンを切り、OFFにしてもスモールライトが点灯します。(何度かカチャカチャすると消えます。)
暗い中、ライトオフの状態で走り出すとライトが点灯します。任意でヘッドライトを点灯した時以外はオートハイビームになります。
少々、おかしな動作はありますが、基本的にヘッドライトはオート任せなので気にはならないかと思います。
ただ、このままだと車検が通らないので、車検時には戻す必要があり、くれぐれも自己責任でお願いします。
蓋は抉った跡で悲惨な状態になっています。ディーラーで新品を注文しようか検討中です。(価格次第)
そして、ステアリングコラムカバー上部のネジ留め部を破損させてしまいました\(^o^)/
片方で留まっているのでガタツキはないので問題はありませんが、一応ディーラーでパーツの値段聞いてみようかな・・・(皆様はくれぐれもお気をつけてくださいね)