2025年2月15日土曜日・16日日曜日にメッセウィングみえにて開催された三重輸入車ショウにてメルセデス・ベンツA35AMGに試乗しました。

メルセデス・ベンツA35AMG 4MATICがどのようなクルマなのか、私の感想と共に紹介します。
メルセデス・ベンツA35AMG 4MATICとは
メルセデス・ベンツA35AMG4MATICは2018年に発売された4代目Aクラスに「究極のハイパフォーマンスを追求するモデル」のスポーツ・レース系のブランドであるAMG初の35シリーズとして2019年に発売されました。
2023年にモデルチェンジされ、現在のエクステリアに48Vのハイブリッドパワートレインが搭載されました。
ハッチバックの他に「A35AMG 4MATICセダン」も用意されています。
ちなみにAクラスのAMGの最上位モデルがAMG A45S 4MATIC+で2ℓターボで421馬力を誇ります。
以下が今回試乗したメルセデス・ベンツA35AMG 4MATICのスペックです。
販売時期 | 2023年〜 |
形式 | 4AA-177051M |
エンジン | 260 |
排気量 | 1991cc |
最大出力 | 306ps@6100rpm |
最大トルク | 40.8kgf・m@2500rpm〜4000rpm |
過給器 | ターボ+モーター |
使用燃料 | 無鉛プレミアム |
燃料タンク | 51ℓ |
燃費(WLTCモード) | 11.5km/ℓ |
トランスミッション | 8速DCT |
駆動方式 | 4WD |
タイヤサイズ | 235/40R18 |
ハンドル位置 | 右 |
乗車定員 | 5名 |
全長×全幅×全高 | 4445mm×1800mm×1410mm |
車両重量 | 1580kg |
最小回転半径 | 5.4m |
価格 | 754万円〜 |
外装
エントリーモデルのコンパクトAMGとはいえ、AMG特有の縦グリルに大きくセンターに鎮座するスリーポインテッドスターが威圧感を演出しています。
全長4445mm×全幅1800mm×全高1410mmと現代のクルマにしてはコンパクトで狭い道や駐車場など場所を選びません。

「ぱっと見はフツーのコンパクトカー」「メルセデス・ベンツのエントリーモデルのAクラス」と思われますが、2本出しマフラー、リアディフューザー、はみ出しそうなほどに外に出たタイヤと性能の高さを隠しきれていない部分が滲み出ています。

ホイールはダイヤモンドカット×ブラックの18インチ多スポークホイールです。
ブレーキは隙間がほとんどない大きさを誇る対向ピストンブレーキを搭載しています。
タイヤはコンチネンタル コンタクトスポーツ6。タイヤサイズは235/40R18と300馬力越えのクルマとしては意外と細めですが、やはりコンパクトカーたる所以なのでしょうか。

内装
エアコンの吹き出し口、ステアリング、メーターデザインなど一目でメルセデス・ベンツとだと分かる高級感のある内装です。高級感の中にスポーティさも健在しています。
タコメーターとスピードメーターは液晶ですが、アナログな針式表示となっています。
最新のメルセデスはタブレット風ナビに操作系が集約されているので、呼び起こす必要がありますが、A35AMGは物理ボタンが多く運転中の操作がしやすいです。
タブレット風のナビではではないので、サイズも程よく運転を楽しむための最低限度の大きさかと思います。

後部座席もレッドのアクセントが効いたスポーティーな内装です。
一応、後部座席に3名乗車できますが、中央に4WDのシャフトが通っているので、真ん中の人には人権がありません。

運転してみて
短時間の試乗なので、いきなりスポーツ+モードで走らせます。
スポーツ+モードに入れた途端にエンジン音が野太く豹変します。ただ、スピーカーから流れるフェイクサウンドには少し違和感があります。多くの方はフェイクサウンドに気がつかないかも知れませんが、私の耳は騙せなかった模様です。
アクセルを床まで踏むと少し加速し、ブーストが効いた瞬間にドーンと2ℓターボ300馬力と4MATICの組み合わせによってシートに押さえつけられるが安定感のある加速を披露します。モーターによるアシストは感じられませんでした。
トランスミッションのシフトアップもスムーズでスポーティな変速ショックが味わえます。
ステアリングは揺れがなくクイックに曲がります。
サスペンションはスポーツ+モードということがあり、非常にハネます。とにかく硬く、あらゆるクルマのサスペンションや車高調がソフトに感じることでしょう。
ブレーキは、一時停止側から日産エクストレイルに飛び出されましたが、すぐに減速できました。コントロール性が高いブレーキでペダルを踏んだ際の違和感はありませんでした。