日産フェアレディZ z34にはベースグレード、バージョンS、バージョンT、バージョンSTとあります。
それぞれ、どういった装備が付いていて何が違うのか紹介していきます。
フェアレディZ z34とは
そもそも、フェアレディZ z34とは・・・
2008年より日産自動車で製造されている2シータースポーツカーです。
2012年と2017年に2度のマイナーチェンジがあり、前期型、中期型、後期型と分けられています。
前期型、中期型、後期型の違いについての詳細はコチラ
エンジンは3.7ℓ 336ps自然吸気のV6エンジン(VQ 37VHR)をフロントに搭載したFR駆動です。
VQ 37VHRの詳細はコチラ
全長×全幅×全高は4260mm×1845mm×1315mm、重量は約1500kgと比較的コンパクトなクルマです。
トランスミッションは7オートマチックトランスミッションと6マニュアルトランスミッションがあります。マニュアルトランスミッションにはシンクロレブコントロールというオートブリッピング機能があり、市販車としては世界で初めて搭載されました。
シンクロレブコントロールの詳細はコチラ
クーペ以外にソフトトップのロードスターもあり、また40th,50thアニバーサリーやニスモと言った特別仕様も存在します。
では、ここからは本題のベースグレード、バージョンS、バージョンT、バージョンSTの違いについての紹介です。
ベースグレード
まず、z34ベースグレードに搭載されている標準装備の紹介です。ベースグレードで搭載されている装備はどのグレードにも搭載されています。
ベースグレードは7速オートマチックトランスミッションと6速マニュアルトランスミッションと選択が出来ます。オートマチックトランスミッションはジヤトコ製、マニュアルトランスミッションは愛知機械工業製です。
オートマチックトランスミッションはパドルシフト付きで、マニュアルトランスミッションはシンクロレブコントロール付きです。
オートマチックトランスミッション車にはスノーモードも搭載されています。
リアワイパーにリアフォグランプ、オートライト
3連メーター(時計、電圧、油温)
オートエアコン
シートはファブリックです。
サスペンションはフロント ダブルウィッシュボーン式 リアはマルチリンク式です。
ホイールは鋳造の18インチでタイヤがフロント225 50R18 リア245 45R18
スペアタイヤは無くパンク修理キットが搭載されています。
VDCとABSとBEDが搭載されています。
価格はマニュアルトランスミッションでギリギリ300万円台です。(とは言うもの諸経費を入れると400万円は超えますが)
バージョンS
バージョンSは、走りに特化した重視したグレードです。
トランスミッションは6速マニュアルトランスミッションのみです。
ホイールがレイズ製の19インチの鍛造になります。タイヤサイズがフロント245 40R19 リア275 35R19です。
ブレーキが曙製でフロント4ポット、リア2ポットの対向ピストンブレーキになります。前期型が黒色のキャリパーで中期型と後期型は赤色のキャリパーになります。
後期型のみですが、純正カーナビ、バックカメラ、ETCが付きます。
価格は約490万円です。
バージョンT
バージョンTは、快適装備が充実したグレードです。
トランスミッションは7速オートマチックトランスミッションのみです。
シートが本革になります。そしてヒートシーター付きです。
シート位置やリクライニングは電動で動かせますが、メモリー機能はありません。
BOSEの8スピーカーサウンドシステムが搭載されます。
後期型のみですが、純正カーナビ、バックカメラ、ETCが付きます。
バージョンSとバージョンTの価格は、ほぼ同じぐらいです。
バージョンST
そして、バージョンSTの搭載されてる装備ですが、名前の通りバージョンSとバージョンTを合わせた装備となっています。
トランスミッションは7速オートマチックトランスミッションと6速マニュアルトランスミッションが選択可能です。
ホイールが19インチの鍛造です。タイヤサイズがフロント245 40R19 リア275 35R19です。
4ポット、リア2ポットの対向ピストンブレーキになります。前期型が黒色のキャリパーで中期型と後期型は赤色のキャリパーになります。
シートが本革になります。そしてヒートシーター付きです。
シート位置とリクライニングは電動で動かせますが、メモリー機能はありません。
BOSEの8スピーカーサウンドシステムが搭載されます。
後期型のみですが、純正カーナビ、バックカメラ、ETCが付きます。
価格は約520万円でオートマチックトランスミッションだとプラス約10万円です。
nismio
ニスモはエンジンから足回りに専用のニスモチューンが施され、ニスモエアロになっています。
ホイールもフロントとリアともにバージョンS用のホイールより0.5J大きく、リアタイヤは285mmです。
内装のシルバーの部分がブラックになっており、280km/hのフルスケールメーターが搭載されます。(280km/hフルスケールメーターは通常のz34に移植可能)
また、シートはレカロ製のニスモのロゴ入りのセミバケシートです。
性能も高いですが、価格も高いです。オートマチックトランスミッションで650万円超です。
まとめ
ベースグレード、バージョンS、バージョンT、バージョンSTでエンジンの違いはありません。
なので、私が考えるにはベースグレードがお得だと思います。
純正ナビとバックカメラ、ETCのセットのオプション価格は約40万円と高額ですが、フィット感は抜群です。社外ナビだと下の方に取り付けとなります。
バージョンTに曙ブレーキを別で購入し、19インチの社外ホイールを装着すればバージョンSTが完成します。(ホイール交換前提であればお得)
重量もベースグレードとバージョンSTでは50kg以上差があり、運動性能に影響を及ぼします。(ホイールは18インチより19インチの方が軽いです。更に言えば0.5J大きいニスモホイールはもっと軽いです。)
z34の購入時にどのグレードにするか参考にしていただければ幸いです。