フェアレディZ Z34中古車選びのポイント

フェアレディZ関連

先日、ニューヨークにて新型フェアレディz (北米仕様)が発表されました。

新型フェアレディZが発表されました
ニューヨークで現地時間8月17日20:00に新型フェアレディZが発表されました。

日本での発売日は、現時点では不明てすが新型フェアレディzが発売されるとz34から乗り換え需要により、良質なz34の中古車が増えるのではないかと思います。

z34の形が好きだったり、大排気量自然吸気エンジンが好きな方にとってはz34の中古車を購入するには絶好の機会だと思われます。

自然吸気エンジン史上最高峰の「Z」日産フェアレディZ Z34試乗記
日産フェアレディz z34は、どのようなクルマなのか私の感想と共に紹介していきます。

しかし、中古のz34を購入するときに何に気をつけて購入すればいいのか分からないかと思います。

なので、今回は私、z34オーナー視点でz34の中古車を購入する時に気をつけたい、注意するポイントを紹介します。

年式

z34の発売日は2008年です。まもなく初年度登録から13年を超える個体も存在してきます。日本の自動車税制では13年を超えると15%割増になります。

2010年4月より加速騒音規制が入りますので2010年3月までに登録された車両と2010年4月以降に登録された車両では装着可能な社外マフラーが異なります

2012年と2017年にマイナーチェンジがありました。2008年〜2012年が前期型、2012年〜2017年が中期型、2017年〜後期型となっております。

フェアレディZ z34 前期型 中期型 後期型の違いとは
z34が2008年に発売され、2012年と2017年にマイナーチェンジがありました。前期型、中期型、後期型の違いとは何か紹介していきます。

グレード

グレードはベースグレード、バージョンS 、バージョンT 、バージョンST、ニスモとあります。

グレードによる違いの詳細はコチラをご覧ください。

フェアレディZ z34グレードによる違いとは
日産フェアレディZ  z34にはベースグレード、バージョンS、バージョンT、バージョンSTとあります。それぞれどういった装備が付いていて何が違うのか紹介していきます。

また、ソフトトップのロードスターや40th,50thアニバーサリー、ヘリテージエディションなどといった特別仕様車も存在します。

トランスミッションはジヤトコ製7速オートマチックトランスミッションと愛知機械工業製の6速マニュアルトランスミッションがあります。どちらとも比較的トラブルの少ないトランスミッションです。

オートマチックトランスミッションはベースグレード、バージョンT、バージョンST、ニスモで選択可能です。

マニュアルトランスミッションはベースグレード、バージョンS、バージョンST、ニスモで選択可能です。

新車ではオートマチックトランスミッションの方が高いですが、中古車ではマニュアルトランスミッションの方がタマ数が少なく、価格も高めです。

タイヤはベースグレード、バージョンTで18インチ仕様でフロント225 50R18 リア255 45R18

バージョンS、バージョンSTは19インチ仕様でフロント245 40R19 リア275 35R19

ニスモはフロント245 40R19 リア285 35R19です。

ホイールを社外品の20インチにインチアップされている方は多くいます。

z34のタイヤサイズはスペックの割に大きめで低扁平なのでタイヤ代は少々嵩みます。

パイロットスポーツ4Sだと19インチ仕様で4本で20万円超えです。寿命は約3万kmほどです。

エンジンは全グレード同じです。ニスモのみ同じエンジンを355psにチューニングされています。

エンジンはVQ37VHRで排気量は3696ccです。3501cc〜4000cc区分で自動車税の金額は66500円です。

車重はベースグレードでギリギリ1500kg未満ですが、バージョンS、T以上だと1500kgを超えます。1.5トンを超えると1万2000円ほど重量税が高くなります。

VQ37VHRとはどのようなエンジンなのか
2007年より日産自動車いわき工場で作られている自然吸気のV型6気筒エンジンです。

搭載されているVQ37VHRのエンジンはかなり頑丈で壊れにくいです。メンテナンスさえしていれば20万kmでも故障知らずです。

ガソリンは無鉛プレミアム(ハイオク)で燃費は街乗りで約7.5km/L 高速道路で約11km/Lです。排気量の割には燃費はいいですが、最新のハイブリッド車と比べると悪く感じます。

カーナビは純正品と社外品があり、純正ナビは後付けすることができません。社外ナビだと、かなり下の方に取り付けとなります。純正ナビの場所は収納ボックスとなります。後期型はバージョンS、T、STで純正ナビが標準で装着されています。

社外ナビは矢印付近に取り付けとなります。

現在のz34の中古車価格

2021年8月現在、z34の中古車の価格はカーセンサーで調べてみた結果は最安値で約110万円ほどです。

z34の150万円以下の個体の多くはオートマチックトランスミッションで、走行距離が10万km超、もしくは修復歴有りの個体が多いです。

おおよそ200万円からだと程度の良さそうな個体も存在します。

この価格帯だとz33のマニュアルトランスミッション車と競合します。

z34のマニュアルトランスミッションの底値は180万円程です。

マニュアルトランスミッションで程度の良い個体を選ぼうとすると予算は約250万円程は必要かと思います。

後期型だとタマ数が少なく+100万円ほどで、NISMOは450万円〜となっています。

その他、気になるポイント

安い個体を選ぼうとすると過走行車になります。

過走行車で気になるのはクラッチ残量とタイミングベルトです。

z34に搭載されているエンジンは頑丈でボディもへたることは悪りません。クラッチやタイミングベルト、油脂類やブッシュ、ダンパーなどは経年劣化によるダメージがあるので交換すれば問題はありません。

なので、きちんと整備された車両であれば走行距離は気にする必要はないと思います。

z34も一般的な中古車選定と同じで、きちんと整備された整備記録のある車両を選ぶと良いですね。

z34の注意点はヘッドライトの黄ばみです。これは経年劣化でどうにも避けられません。ライトの光量が減り、クルマが古ぼけて見えますので新品のヘッドライトに交換するか社外品に交換することをおすすめします。

その他、z34のトラブルはエンジンの警告灯が点灯したり、クラッチペダルが戻らないなどがあります。

中でも多い車両トラブルはステアリングロックの故障です。購入後にすぐに対策することをおすすめします。対策方法はコチラ

フェアレディz z34ステアリングロック故障対策法方
フェアレディz z34で発生率の高い不具合はステアリングロックの故障です。ステアリングロックの故障対策を紹介します。

z34はアフターパーツも豊富にあり、カスタムやチューニングを楽しむことができます。

しかし、時代は環境規制が厳しく、EVの時代になりつつあります。

今後、2度と出ることがないであろう大排気量NAのフェアレディZ z34を堪能してみてはいかがでしょうか。

 

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