クルマのペダルには吊り下げ式とオルガン式の2種類あるのをご存じでしょうか?
皆様のおクルマのペダルは吊り下げ式かオルガン式のどちらでしょうか?
恐らく、多くの方は気にした事がないと思われます。
しかしマニアの間では時々、クルマのペダルは吊り下げ式かオルガン式のどちらが優れているのか議論になります。
吊り下げ式かオルガン式か?どちらのペダルの方が優れているのか?それぞれのメリット、デメリットを見ていきましょう。
吊り下げ式
吊り下げ式のメリット
オルガン式に比べて吊り下げ式の方が価格が安価です。
また、オルガン式と比べて吊り下げ式の方が構造がシンプルになっています。
吊り下げ式のデメリット
ペダルを踏んだとき、足の下半分が浮いているためオルガン式に比べて吊り下げ式は、アクセルワークがしにくく、疲れやすいです。
オルガン式
オルガン式のメリット
足裏全体がペダルに乗るため下に押すように操作するので吊り下げ式に比べて細かな操作がしやすく、長距離運転時も疲れにくいです。
オルガン式のデメリット
吊り下げ式よりオルガン式の方が構造が複雑になるため製造コストも高価になります。
ペダルの下の隙間に砂が溜まりやすく、掃除がしにくいです。
吊り下げ式とオルガン式どちらが方が良いのか?
実際にどちらがの方が良いのか?吊り下げ式とオルガン式に両方乗る筆者の個人的な見解です。
結論を言いますと、街乗りする分には特段に違いはありませんが、オルガン式の方が長距離は疲れにくいです。
ペダルの操作のしやすさでいえば、吊り下げ式かオルガン式の違いではなく、ペダルの大きさや重さ、オフセット、シートポジションに影響されます。
マニュアルトランスミッション車でのテクニックのヒールアンドトゥ(左足でクラッチペダルを踏み右足のつま先でブレーキペダルを踏みながら右足の踵でアクセルを煽る)の難易度も吊り下げ式かオルガン式かと言うよりもペダルの位置やペダルの大きさによって異なります。
細かなアクセルワークが求められるフォークリフトにはオルガン式のアクセルペダルが採用されていますね。
オルガン式の方が多少、疲れにくさはあるので吊り下げ式より優れていると判断されているため、輸入車や高級車ではオルガン式が多く採用されています。また、強いこだわりがあり、マツダも全車種オルガン式ペダルが採用されています。(OEMを除く)
コスト度外視であればオルガン式の方が良いのではないかと思います。