皆様のおクルマのスピードメーターは何km/hまで刻まれていますか?
ほとんどの日本車では軽自動車は140km/h 普通車は180km/hまで表示されているかと思います。
しかし、一部の高性能車や輸入車ではスピードメーターに180km/h以上の速度が刻まれています。
国産車ではマツダロードスターが200km/h、トヨタGRヤリスは280km/h、レクサスRC-F、日産GT-Rは340km/hまで速度が刻まれています。
しかし、実際に200km/hや300km/h以上の表示のあるスピードメーターは必要なのか疑問に思う方もいるかと思います。
今回はスピードメーターの180km/h以上の必要性について紹介します。
公道
結論から言いますと日本の公道で走行する場合は300km/hの表示は必要ありません。
2021年現在、日本の公道で出すことの出来る最高速度は120km/hです。
それなら120km/hの表示で十分だと思いがちですが、120km/h表示では少し不足します。
クルマのスピードメーターは実際に出ている速度よりも低く表示されている傾向があるからです。
車検では時速40km/hで走行し、スピードメーターの誤差が次の式の範囲内に収まっていれば合格します。10(V1-6)/11≦V2≦(100/94)V1 (平成19年1月1日以降に製造された車両の場合です。)
これだけでは分かりませんね。数字で表示すると時速40km/hで走行し、スピードメーターの表示が30.90km/h~42.55km/hに収まっていれば車検に合格します。
タイヤの空気圧やホイールのインチアップによってスピードメーターの誤差が変わります。
メーター読み100km/hで走行しても実際には92km/hしか出ていないクルマの場合、実測100km/h出すならメーター読み108km/h出す必要があります。(GPSで測定すると比較的正確に測定できますが、速度違反にご注意ください)
なので公道では140km/hの表示があれば十分ですね。
サーキット走行
サーキットでは基本的に制限速度はありません。
しかし、サーキット走行中は基本的にスピードメーターを見ることは無く、タコメーターを見ます。
スピードメーターを見る場合はロングストレートで何km/h出たかを確認する程度に使用します。
自己満足
実際に300km/hも出ないクルマや出さない場合でも300km/hまで刻まれていれば見ているだけでカッコいいものですね。
駐車場で停まっているクルマのメーターが300km/hまで刻まれていたら「このクルマ、スゲー速いな」となりますね。
また、自身で乗る際、その気になれば300km/h出せると思うだけでゆとりを持って運転することができます。
筆者の場合
私のz34は純正で180km/h表示でしたが、nismo仕様の280km/hメーターに交換しました。
z34のスピードメーターの180km/h仕様は日本国内仕様のみでアメリカやイギリス仕様は180mp/h(約289km/h)ドイツやカナダ仕様は280km/h表示です。
常用域での表示は180km/h表示の方が見やすいですが、カッコ良さは280km/h表示になります。
実際に250km/hで走行できる性能があるクルマなのに180km/h表示ではクルマの性能を否定しているような気がしていました。クルマに詳しくない人から「280キロも出るの?速いね。」と言ってもらえると嬉しいですね。
純正の180km/hメーター
nismo仕様の280km/hメーター
完全に自己満足の世界です。
まとめ
スピードメーターの速度表示は自己満足なので正解はありません。
最近ではデジタルメーターの普及により速度が刻まれているメーターが減っており、寂しく感じます。ただ、デジタル表示の方が見やすいと感じるのも事実です。ポルシェみたいに針メーターとデジタルメーターの両方が表示されている方が私は好きですね。
スピードメーターの表示で多くの場合、日本車では20km/h 40km/h 60km/hと表示されていますが、フランス車では10km/h 30km/h 50km/hと表示されており、km/hやmp/hなど国や地域によって異なるのも面白いポイントですね。
ブガッティには500km/hまで刻まれているスピードメーターも存在します。
30km/hと40km/hの見分けが出来るのかな?
スピードメーターをよく確認して制限速度に注意してドライブしましょう。