皆様はスポーツカーとスーパーカーの違いをご存じでしょうか?
実はスポーツカーとスーパーカーの違いについて明確な基準はありません。
「えっ!」と思われた方もいるかと思いますが、そもそもスポーツカー、スーパーカーと呼ばれる明確な基準が存在しません。
ちなみに高級車もそうですが、何をもって高級車と呼ぶのか明確な基準が存在しません。
それではスポーツカー、スーパーカーって何?と疑問に思うかと思います。
なので、今回は筆者が思うスポーツカーとスーパーカーの定義について紹介します。(※個人の見解です)
スポーツカーとは
スポーツカーとは自動車のカテゴリーのひとつでスポーティーな見た目と走りができるクルマです。
スポーティーな見た目とは低く平べったく、美しいボディラインをしています。
スポーティーな走りとは軽量で重心が低く、適度にドライビングプレッシャーを感じられます。
スポーツカーはドライビングを楽しむクルマで実用性が低く、利便性より走行性能をメインとしています。
スポーツカーといえば速いイメージがあると思いますが、ダイハツ コペンやホンダ S600といった軽自動車のスポーツカーも存在します。軽自動車なので660ccの64馬力で140km/hでリミッターがかかります。低馬力で遅いからスポーツカーではないと思う方もいるかと思いますが、軽スポーツも立派なスポーツカーです。
速くて馬力があるクルマが必ずしもスポーツカーとは限りません。5.7ℓV8エンジンの377馬力あるレクサスLX570はスポーツカーではありませんね。
そして、スポーツカーは必ずしも2ドアとは限りません。インプレッサやランサーエボリューションのようなスポーツカーもあります。ただ、これらはセダンやスポーツセダンに分類されることもあります。逆に、2ドア車は必ずしもスポーツカーとは限りません。軽トラックもそうですが、ミラやジムニーなどスポーツカーではない2ドアのクルマも多数存在します。
かつてスポーツカーはマニュアルトランスミッションでなければならないといった風潮がありましたが、現在ではオートマチックトランスミッションしか設定がない車種もあります。速く走るという点ではオートマチックトランスミッションに軍配が上がりますが、クルマを操る楽しみを感じたい方はマニュアルトランスミッションを選ばれていますね。
ちなみに背の高いオフロード車をSUVと呼びますね。SUVとはスポーツ・ユーティリティー・ビークル(Sport Utility Vehicle)の略で多目的スポーツ車と呼ばれていますが一般的にスポーツカーとは呼ばれていません。
スーパーカーとは
スーパーカーとはスポーツカーより高性能で高価格なクルマです。
他のクルマとは違う堂々たるオーラを放っていますね。
時代によって異なりますが、現在であれば500馬力以上で最高速度が300km/h以上、0-100km/hタイムが4秒以下で価格は2000万円以上がスーパーカーと呼ばれる目安です。
主なスーパーカーメーカーはフェラーリやランボルギーニ、マクラーレンなどが代表的ですね。
ちなみに日本車初のスーパーカーはトヨタ2000GTです。
日産GT-Rは、スーパーカーなのか、スーパーカーじゃないのか議論になりますね。しかしスーパーカーに定義はないので人それぞれ見解が異なります。
最近では、スーパーカーと同等の運動性能を持ったセダンやSUV、ステーションワゴンまで存在しますね。ただ、それらはスーパーカーとは呼ばれないので車体の低さはスーパーカーにとって重要な要素になります。
スーパーカーもスポーツカーに当てはまるのでスーパーカーをスポーツカーと呼ぶことも間違ってはいません。
ハイパーカーとは
皆様はハイパーカーをご存じでしょうか?
ハイパーカーとはスーパーカーより更に高性能なクルマになりますがハイパーカーにも定義がないのでスーパーカーとの違いも曖昧です。
一般的にハイパーカーと呼ばれている主な車種はブガッティ シロン、ケーニグセグ レゲーラです。
これらの車種は1000馬力以上あり、最高速度は400km/h以上出すことができます。0-100km/hのタイムも3秒以下で価格は1億円以上します。
街中でも滅多に見ることができない、かなり希少なクルマです。
上記で紹介したスポーツカー、スーパーカー、ハイパーカーの定義は筆者の個人的な見解ですが、参考にして頂ければと思います。