冬の時期は朝に霜が降り、クルマのフロントガラスが凍っていることがありますね。
特に朝は忙しく、お出かけの際は早く出発したいものです。
しかし、霜でクルマのフロントガラスが凍っていたら前が見えないので出発することができません。
早く氷を溶かそうとフロントガラスに熱湯を掛けていませんか?
凍ったフロントガラスに熱湯をかけると割れることがあり、大変危険です。
では、早くフロントガラスの氷を溶かすにはどうすれば良いのか?今回は、クルマのフロントガラスの氷を溶かす方法をいくつか紹介いまします。
解氷スプレー
最も確実で早くフロントガラスの氷を溶かすことができるのが解氷スプレーです。名前の通り、解氷スプレーをフロントガラスに吹き掛けると瞬く間に氷が溶けて前方の視界が確保できます。
また、スクレーパーを併用することで効率よく解氷することができます。
「熱湯がダメなら、ぬるま湯で解氷すればいいのでは?」と思われがちですが、ぬるま湯の場合、走行中に再凍結の心配があります。解氷スプレーは再凍結の心配がほとんどありません。なのでぬるま湯で解氷することは、おすすめできません。
解氷スプレーはカー用品店やホームセンターにて安価で入手することができます。
暖気運転をしておく
クルマに乗る約5分前にエンジンをかけてエアコンの熱でフロントガラスの氷を溶かす方法です。
この時、エアコンの温度設定は高めにして、デフロスター(扇みたいなマークあるボタン)を押しておきます。
ガソリンエンジン車の暖房はエンジンの熱を利用しているため、始動直後は冷風しか出ないため、エンジンが温まるのを待つ必要があります。
しかし、一度、クルマまで行ってエンジンをかけるのは面倒だと思う方も多いと思いますが、リモコンを利用した遠隔操作でエンジンをかけることができるエンジンスターターという機能があるクルマもありますね。(車種によっては後付けも可能です。)
ただ、この方法は駐車場が家から離れている場合はおすすめできません。
フロントガラスにカバーをする
軒下に駐車すればクルマはフロントガラスが凍ることがありませんね。
フロントガラスが凍らないようにすれば解氷する手間が一切なくなります。
しかし、賃貸や月極駐車場の場合は屋根を付けることはできませんし、一軒家でもカーポートは高価でとても手が出せないと諦めていませんか?
その場合は、フロントガラスにカバーを着けて駐車することをおすすめします。
装着方法は簡単でエンジンを切る前にワイパーを作動させます。ワイパーがフロントガラスの中心に来るタイミングでエンジンを切ります。カバーをワイパーで挟み、横についているゴムをサイドミラーにかければ完了です。
クルマ全体を覆うカバーもありますが脱着に手間がかかるので現実的ではありませんね。
いくら急いでいても前がよく見えていない状態での運転は非常に危険ですので上記の方法で視界を確保してから出発しましょう。
また、フロントガラスが凍るほどの寒い日は路面凍結していることもあるので時間にゆとりを持って安全運転でいきましょう。