最近、ガソリンの価格がかなり高いですね。
しかし、クルマを走らせるのにガソリンを入れない訳にはいきませんね。
ならば、少しでもガソリンの消費を抑えたいところです。
では、どうすれば燃費を良くできるのか?今回は、ガソリンの消費を抑える方法をご紹介します。
アイドリング
不必要なアイドリングをしていませんか?
駐車時は環境保護と騒音防止の観点からエンジンは切りましょう。
しかし、停車時に自動でエンジンが停止する機能のアイドリングストップは、おすすめできません。
短時間(数秒程度)のアイドリングストップでは逆に燃費が悪化します。また、頻繁なエンジンのオンオフの繰り返しはバッテリーに高い負荷をかけるためバッテリーの劣化を早めます。
なのでアイドリングストップ機能は切っておくことをおすすめします。
加速
急発進をしていませんか?急加速は燃費を悪化させます。
ふんわりアクセルを心掛ければ燃費を向上させることができます。
しかし、よく巷で言われている「5秒をかけて時速20km/h」とありますが、それではゆっくり過ぎて後続車に迷惑となります。信号が青に変わった時に加速が遅いと1回の青信号で交差点を通過出来るクルマの数が減り渋滞の原因となります。
また、ゆっくりすぎる加速より、ある程度の加速をして早く巡航速度に到達させた方が燃費が良いという場合もあります。
エンジンブレーキ
エンジンブレーキをご存知でしょうか?エンジンブレーキを利用すると燃費を向上させることができます。
エンジンブレーキとはエンジンの回転を利用した減速方法です。アクセルペダルを離してギアを下げると減速することができます。エンジンブレーキは特に峠道のような長い下り坂に有効です。
エンジンブレーキはエンジンの回転数が上がるので余計に燃料を消費するのでは?と思われがちですが、アクセルペダルを踏まなければエンジンへ燃料が供給されないのでガソリンの節約になります。
定速走行
一定の速度を保って走っていますか?クルマは一定の速度で巡航させるのが最も燃費の良い走行方法です。ストップ・ゴーの多い一般道より一定速度で走行し続ける高速道路の方が燃費が良くなりますね。
前方を走るクルマに追いつくために加速して、追いついたらブレーキを踏むといった行為をおこなっていませんか?特に加速は最もガソリンを消費しますので不必要な加速は避けましょう。
また、クルマの速度が上がるほど空気抵抗が大きくなり燃費が悪化します。
最適な車速は時速70km/h〜80km/hと言われています。
エアコン
エアコンは燃費に大きく影響します。最大で10%燃費に影響すると言われております。
とはいえACをオフにすればコンプレッサーが回らないため燃費に影響しません。(冷風は出ませんが、エンジン熱を利用した温風は出ます。)
しかし、エアコンは適切に使用しないとガラスが曇って視界不良になったり高温で熱中症になることがありますので無理のない範囲で節約しましょう。
軽量化
クルマを軽くすれば性能も燃費も向上します。
しかし、軽量化というと快適装備を外したり内装を剥がしたりをイメージされると思いますが、それでは快適性や見た目が損なわれますね。
手軽にできる軽量化とは車内にある不必要な荷物を下ろすことです。車上狙い防止にもなりますので、なるべくクルマの中は空にしましょう。
タイヤの空気圧
タイヤの空気圧は適正でしょうか?タイヤの空気は少しずつ減るものです。
空気圧が低下すると燃費が悪化します。空気圧が低すぎると最悪の場合タイヤがバーストします。
高速道路を通行する際は、空気圧を少し高め(+10%程度)に設定すると燃費が良くなるのでおすすめです。
エンジンオイル
エンジンオイルは定期的に交換していますか?エンジンオイルの交換サイクルは半年もしくは5000kmの早い方で交換となります。エンジンオイルを交換することによって燃費はもちろん、エンジン自体も長持ちします。
その他
いくらエコ運転を心掛けていても燃費向上には限界があります。それならガソリンを少しでも安く入れたいところですね。給油する際はクレジットカードによる会員割引やポイントなどを積極的に活用しましょう。
また、安いガソリンスタンドで給油するため、わざわざ遠くのガソリンスタンドまで行って給油をしていませんか?無駄にクルマを走らせ、時間と燃料を無駄にしていませんか?多少ガソリン価格が高くても通り道や近所のガソリンスタンドで給油することをおすすめします。
過度なエコ運転は他の交通に迷惑となることもあります。エコ運転がエゴ運転にならないように注意する必要があります。
クルマのメンテナンスを確実に行い、上記の運転方法で燃費を向上させて、ガソリン代を節約しましょう。