皆様は道路に設置されているキャッツアイというものをご存知でしょうか?
防犯カメラでも某泥棒の漫画・アニメでもありません。
キャッツアイとは正式名称が「チャッターバー」といい、平行四辺形状の反射板がついた道路鋲で主にセンターラインやゼブラゾーン上に設置されています。
チャッターバーがキャッツアイと呼ばれる理由は反射板が光に反射した時に猫の目に見えるからです。
キャッツアイが設置されている理由は対向車線へはみ出し防止のために設置されています。
主に、見通しの悪いコーナーに設置されており、反射板による視認性の向上や居眠り運転の早期発見に効果があります。
また、峠や港湾地帯ではドリフト行為の防止のために設置されています。
もし、キャッツアイを踏んだらどうなるのか?
キャッツアイのあるセンターラインを走行中にはみ出しても元の車線に戻りやすい仕組みをしています。
走行中にキャッツアイを踏むと、かなり不快な振動と大きな音が発生します。
ただ、キャッツアイを踏むと、クルマに大きな影響が発生します。
10km/h程度の低速であればキャッツアイを踏んでも問題ありませんが、ある程度の速度域でキャッツアイを踏むとタイヤがバーストしてパンクする可能性があります。
特に最近のクルマはタイヤの低扁平化が進み、タイヤがパンクする事態が多発しています。
また、スポーツカーなどの超低扁平タイヤを装着されたクルマの場合、ホイールにまでダメージが及ぶこともあります。ホイールが傷がついたり、割れや変形することもあります。
対策は、キャッツアイのあるセンターラインを踏まないように安全な速度で走行することが大切です。
道路沿いのお店に出入りする際、どうしてもキャッツアイを踏まないといけない場合は10km/h以下の最徐行をしてゆっくりと乗り上げましょう。
私も、ほぼ毎日キャッツアイを低速で踏んでいますが、ゆっくり踏めば扁平率35のタイヤでもパンクしたりホイールに傷がつくことがありません。
道路にあるキャッツアイは、誤って勢いよく踏むと大変なことになります。
タイヤがパンクしたり、ホイールが破損したら痛い出費にもなりますね。
愛車のホイールとタイヤを守るためにキャッツアイの存在に十分に注意して安全運転で走行しましょう。