夏から秋にかけては台風シーズンですね。
最近では大型で強力な台風が多く発生しており、高い勢力を保ったまま日本列島に直撃することもあります。
強力な台風が直撃しますと、暴風が吹き荒れ大雨をもたらします。
となると心配なのがクルマです。屋外に保管されている場合は、飛散物による傷や大雨による浸水という被害が懸念されます。
大切な愛車を台風から守るにはどうすればいいのか?疑問を抱いている方もいるかと思います。
なので今回は、台風から愛車を守る方法を紹介します。
台風による被害が発生しやすい場所
屋外は基本的に飛散物によってクルマに傷が付く可能性があります。
木や看板、塀が強風によって倒れる可能性があります。大雨時は、山や崖の近くでは土砂崩れの危険があります。
低い土地や河川の近くでは洪水による浸水の危険があります。また、お店の駐車場が大雨時に調整池となり浸水する可能性がありますのでご注意ください。また、台風と高潮が重なると高波によって陸地に海水が侵入し、浸水することもあります。
簡単な対策
強風へ備える簡単な対策は、クルマに段ボールや緩衝材を貼り付けてボディカバーを被せます。ボディカバーが風で飛ばされないように固定すれば完了です。簡易対策なので、小さな飛散物による傷は防げますが、トタンなどの大きな飛散物による傷は防ぎきれません。
洪水へ備える簡単な対策は、とにかく1メートルでも標高の高い場所へクルマを移動させることです。ただ、大雨時は一気に水位が上昇します。避難させようと思った矢先、目の前の道路が既に冠水してクルマの避難ができなくなったという事例もあります。その際、ジャッキアップでウマをかけて水没を回避したランサーエボリューションXが一時期話題になりましたね。
おすすめの避難先
愛車を台風から絶対に守り抜きたいと考える場合は、安全な場所へ避難させることが一番です。
私が思う、一番のおすすめ避難先は立体駐車場です。
立体駐車場は鉄筋コンクリートでできており、頑丈で高さもあるので浸水することもありません。
お金はかかりますが、クルマに傷が付いたり、水没するリスクを考えれば安い金額です。保険と思い避難させましょう。
立体駐車場でおすすめなのが3階以上です。1階の場合、平面駐車場と高さに変わりがありませんので浸水する可能性があります。また、低層階の場合は駐車場の隙間から飛散物が飛んでくる可能性もあります。
早めに対策をしっかりと行い、飛散物による傷や大雨による浸水から大切な愛車を守りましょう。