私は先日、2代目フォルクスワーゲン ポロGTI(5ドア)に試乗しました。
フォルクスワーゲン ポロGTIがどのようなクルマなのか私の感想と共に紹介していきます。
フォルクスワーゲン ポロGTIとは
フォルクスワーゲン ポロGTIはドイツの自動車メーカーのフォルクスワーゲンが製造・販売するクルマです。
ポロはフォルクスワーゲンのコンパクトカーの1車種で、GTIとはグランドツーリングインジェクションの略でフォルクスワーゲンのスポーティモデルに与えられています。
3代目のポロをベースとした初代ポロGTIが2000年に発売され、2005年〜2代目、2010年〜3代目、2018年〜4代目と現在まで販売されています。
以下の表がフォルクスワーゲン ポロGTIのスペックです。
販売時期 | 2005年〜2010年 |
型式 | GH-9NBJX |
エンジン | BJX |
排気量 | 1780cc |
馬力 | 150ps@5800rpm |
トルク | 22.4kgf・m@1950rpm〜4500rpm |
過給器 | ターボ |
0-100km/h | 8.2秒 |
使用燃料 | 無鉛プレミアム |
燃料タンク | 45ℓ |
燃費 | 13.2km/ℓ |
トランスミッション | 5速マニュアルトランスミッション |
駆動方式 | FF |
タイヤサイズ | 205/45R16 |
乗車定員 | 5名 |
ハンドル位置 | 右 |
全長×全幅×全高 | 3915mm×1665mm×1465mm |
車両重量 | 1210kg |
最小回転半径 | 4.9m |
価格 | 249万9000円〜 |
外観
フロントです。
赤いラインにGTIのエンブレムがスポーティです。
車体は5ナンバー規格に収まるコンパクトなサイズで全長×全幅×全高=3915mm×1665mm×1465mmとなっています。
リアとサイドです。
この角度から見ると普通のコンパクトカーに見えます。
GTIのエンブレムや2本出しマフラーといったパーツが回見え、ポテンシャルの高さが伺えます。
給油口は右側です。
タイヤとホイールです。
タイヤサイズは205/45R16と通常のポロより太く、扁平率の低いタイヤが装着されています。
純正ホイールは16インチのアルミで半楕円形のような穴からブレーキディスクが見えるデザインです。シンプルで段差が少ないので洗いやすそうな形状をしています。欧州車はブレーキダストで汚れやすいため洗いやすさは大切ですね。
内装
前席です。
スイッチ類は中央に集約されており、操作性が良く運転に集中しやすい内装となっています。
ペダルの位置やオフセットに違和感を感じさせません。
メーターは針式の260km/hスケールです。
収納やドリンクホルダーに乏しく、やや使いづらさを感じます。
シートはドイツ車らしいチェック柄でオシャレなシートです。シートポジションの可動域も広く様々な体格の方に適しています。運転席と助手席のシートはホールド性があり、コーナーを攻めた際も姿勢を崩す事ないので、運転に集中できます。
シートベルトの赤いラインが、なんともスポーティです。
車内は、よくあるコンパクトカー並みの広さです。とても広いわけではありませんが、十分な広さはあります。ただ、5人乗車での長距離移動は厳しいかと思います。
トランクです。
ごく普通のコンパクトカー並みの広さです。
両サイドにタイヤハウスの出っ張りが多少ありますが、気にならないレベルです。
トランクの下にはスペアタイヤとジャッキ・工具が入っています。
エンジン
エンジンは横置きの1780cc直列4気筒DOHCターボで馬力150ps@5800rpm、トルク22.4kgf・m@1950rpm〜4500rpmというスペックを誇ります。
ボンネットの中身は詰まっていますが一見、整備性が悪いようには見えません。
運転してみて
ボンネットは見えませんが、視界は良く車両感覚も掴みやすいです。
クラッチの重さ、ステアリングの重さ、ブレーキのタッチは日本車並にクセが無く、思ったより普通のクルマという感じですが、ボディの剛性感は日本車にはないガッシリ感があります。
欧州車では珍しくクラッチペダルのみでの発進が楽々なクルマです。レスポンスも良く、吹き上がりも軽快です。
シフトは吸い込まれるように入っていきます。3速、4速、5速のギア比の間隔が狭いクロスミッションとなっており、シフトアップによる回転数の落ち込みが少なく回転数を維持しやすくなっています。逆に、シフトダウンをする際はブリッピング時にエンジンを回し過ぎてしまいます。
ターボはマイルドな過給ですが150馬力あり、加速に不足感はありません。さすがドイツ車というだけのことがあり高速域での直進走行も非常に安定しています。
このクルマの武器はコーナリングです。硬めのサスペンションと高いボディ剛性で高い速度域でもアンダーステアにならずに曲がることができます。
FFなので引っ張られるような感覚があり、コーナリング時に接地感や地面に吸い付くような感覚はありません。ただ、とにかくよく曲がります。
ちなみに、実燃費は10km/ℓほどです。
まとめ
フォルクスワーゲン ポロGTIはクロスミッション搭載のコーナリングが得意な日常使いもできるコンパクトハッチバックです。
YouTubeに動画をアップしましたので、よろしければご覧ください。