皆様はクルマのタイヤがパンクしたという経験はございませんか?
最近のクルマにはスペアタイヤが搭載されておらず、その代わりにパンク修理キットが搭載されています。
パンク修理キットを使ったことがない方や使い方すら知らないという方も多くいるかと思われます。
そんなパンク修理キットですが、私はパンク時にパンク修理キットの使用をおすすめしていません。
なぜ、パンク修理キットの使用を控えた方がいいのか?その理由とパンクした際の対処法を紹介します。
パンク修理キットの収納場所
パンク修理キットは大抵、トランクの下や横に収納されています。
私の日産フェアレディZ Z34のリアハッチを開けた状態です。
カーペットをめくると、このようにパンク修理キットが収納されています。
こちらがコンプレッサーです。コンチネンタル製。電源はシガーソケットで、操作方法の説明がイラストです。始動させると、かなりうるさいです。
修理液です。こちらもコンチネンタル製。日本語率が少ないです。使用期限があり、2021年10月なので、かなり前に期限切れです。私の日産フェアレディZ Z34は2018年4月に新車で納車されましたので、約3年半で使用期限が過ぎていました。
パンク修理キットの使用方法
使用方法は、ホースをバルブに接続し、気圧計左のオレンジのところに液体を差し込みます。シガーソケットを差し込み、電源を入れます。指定空気圧まで空気を注入したら完了です。
パンク修理キットを使用した場合、最高速度は80km/hしか出せません。走行可能距離は200kmまでです。
10分以上、空気を注入し続けても指定空気圧に到達しない場合は修理不可です。
パンク修理キットの使用をおすすめしない理由
あれっ?思ったより簡単だし、パンク修理キットを使ってみようと思うかもしれませんが、私としてはパンク修理キットの使用はおすすめできません。
小さな釘などが刺さっていた場合、タイヤ修理業者によるパッチで補修ができます。私の時は3000円程度でした。なのでタイヤを買い替えることなく安上がりで済みます。しかし、パンク修理キットは、あくまで応急処置でありパンク修理キットを使用したタイヤは廃棄する他ありません。なので、タイヤを新しく買う必要があります。
大きな釘などが刺さっていた場合はパッチによる補修ができませんし、そのレベルの場合ではパンク修理キットによる修理もできません。よってパンク修理液が無駄になって終わります。
そして、パンク修理キットの液がホイールに付着すると取れなくなることがあり、ホイールも交換することになり、費用が嵩みます。
まとめ
クルマのタイヤがパンクした際はロードサービスを呼ぶ方法が最善かと思われます。
タイヤのパンクの原因は、釘などの異物が刺さる以外に空気圧不足によって発生します。
出先でトラブルに見舞われない為に日頃からタイヤの点検を行いましょう。