右折レーンの右隣に直進レーンがある道路とは

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皆様は右折レーンの右隣に直進レーンがある道路をご存知でしょうか?

「事故るやん。」「海外の話?」「左の書き間違えでは?」「ちょっと何言ってるか分からない。」と思いの方は、こちらの動画をご覧ください。

「そんなのあるわけ・・・ホンマや!」となったことでしょう。右折待ちのクルマを右側から堂々と追い越す様子に驚かれたかと思います。

動画の加工を疑ったり、何かの設計ミスを疑いたくなりますが、実際に日本国内に存在する道路です。

なぜ、右折レーンの右隣に直進レーンがあるのか?場所や設置理由、通行方法など色々と気になる方もいるかと思います。

なので今回は、右折レーンの右隣に直進レーンがある道路の正体を紹介していきます。

右折レーンの右隣にある直進レーンの正体

右折レーンの右隣にある直進レーンの正体は基幹バスレーンです。

基幹バスとは、名古屋市営バスと名鉄バスが運行するバス路線の一つです。特徴として、基幹バスのダイヤは地下鉄並みといわれています。

通常、バスレーンは左端の車線に設定されますが、基幹バスレーンは限られた道路幅を有効に利用するために車線中央に設置されました。その結果、右折レーンの右隣に直進レーンという類を見ない構造が誕生しました。

かつて、右折するクルマと後ろから直進して来たクルマとの接触事故が多発していました。現在では時差式信号となっていますので直進矢印と右折矢印が同時に出ることはありません。

場所

基幹バスレーンは愛知県名古屋市名東区、千種区、東区、中区にまたがって存在します。

出来町通 市役所交差点〜引山バスターミナル交差点

大津通 市役所交差点〜桜通大津交差点

通行方法

基幹バスレーンは平日7:00〜9:00、17:00〜19:00はバス専用となりますが、それ以外の時間は、バス優先なのでバスがいなければ一般車両も自由に通行することができます。

基幹バスレーンで右折することができませんので、右折する場合は左隣の右折レーンに車線変更する必要があります。

左側の車線に右折待ちのクルマが停止していますので、車線変更の際は、右折待ちのクルマに追突しないように気を付ける必要があります。

基幹バスレーン内も他の車線と同様に信号を守る必要があります。直進の矢印が出ている時に進むことができます。

右折待ちのクルマを右隣から追い抜きます。

YouTubeに動画をアップしましたので、よろしければご覧ください。

右折レーンの右隣に直進レーンがある非常に珍しい道路です。

慣れない交通形態の上、愛知県には名古屋走りという危険な運転をするドライバーも存在しますので、通行の際は事故にお気をつけて通行してください。

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