雪の高速道路の走り方とは

自動車情報

冬はスキーやスノーボードといったレジャーから樹氷や氷瀑などの景色、冬の味覚を満喫できる季節ですね。

スキー場や絶景スポットなどの観光地は公共交通機関がない場所もあり、クルマで移動がすることになるかと思います。

冬季にスキー場や日本海側へ高速道路で向かわれる際は、雪の多い区間を走行することになるでしょう。なので、関東より西の太平洋側に住む多くの方が雪の多いエリアの高速道路を走ることに不安を抱いているかと思います。

今回は冬の高速道路の安全な走行方法を紹介します。

雪道の安全な運転方法とは
積雪や凍結した道路は乾いた道路や濡れた道路とは事情が異なります。初めて雪道を走る方や過去に雪道で事故を起こされた方は不安かと思います。なので今回は雪道を安全に走れる運転方法を紹介していきます。

装備

雪の高速道路を安全に走るのに最も重要なのがスタッドレスタイヤです。

高速道路は積雪した区間で大抵、チェーン規制がかかっており、スタッドレスタイヤもしくはスノーチェーンを装着した車両でなければ通行することができません。

ノーマルタイヤにスノーチェーンを装着しても走行できますが、非常に不便でなのでおすすめできません。スノーチェーンは大抵、最高速度が50km/hしか出せません。トンネルを走行する際は毎度チェーンを外す必要があります。雪が少ない場所ではスノーチェーンが劣化します。

オールシーズンタイヤでも走行できますが、スタッドレスタイヤと比べると雪上性能は低く、信頼度は低下します。

軽油(ディーゼル)は現地(寒冷地)で給油しましょう。温暖な地域で給油した軽油は凍り、クルマが動かなくなります。そして、雪道では不測の事態が発生しますので、ガソリンは早めに給油するようにしましょう。

大雪時は立ち往生する恐れがあります。なので以下の備品を車載しておくと安心です。

  • 食料・飲料水
  • 防寒着
  • 毛布
  • 簡易トイレ
  • 手袋
  • スコップ
  • ブースターケーブル
  • 牽引ロープ
  • スノーチェーン
冬のクルマの準備に必要なこととは?
皆様はおクルマの冬の準備はお済みでしょうか?冬に向けてクルマの準備をする事があるの?と思われた方もいるかと思います。今回は、今からでも出来る冬のクルマの準備について紹介します。

急の付く動作

雪上では急の付く動作はスリップ事故を誘発しますので、厳禁です。

急の付く動作とは急発進、急ハンドル、急ブレーキです。

アクセル操作、ハンドル操作、ブレーキ操作はいつも以上に丁寧に行いましょう。

速度

雪道は滑りやすい上、視界が悪いのでいつも以上に速度を落として走行する必要があります。

積雪した高速道路では具体的に何km/hで走行すればいいのか?と質問される方が多くいますが、路面状況や交通状況によって安全な速度が異なりますので、一概に「○○km/hで走行すれば良い」とは申し上げられません。規制された速度内で、他のクルマの流れに乗って走行しましょう。

車間距離

積雪した高速道路は滑りやすい上、視界が悪いのでいつも以上に車間距離を空けて走行する必要があります。

雪上での制動距離は非常に長く、乾いた路面比で最大8倍になることもあります。なので、雨に日以上に車間距離を空ける必要があります。

ヘッドライト

降雪時や積雪時は昼間でもヘッドライトを点灯して走行しましょう。

ヘッドライトを点灯する理由は周囲のクルマに自車の存在をアピールするためです。

特に白色やシルバー系の色は雪と同化し見落とす可能性があります。周囲のクルマにいち早く自車の存在に気づいてもらうことにより事故防止につながります。

積雪した高速道路ではスタッドレスタイヤを装着し急の付く動作を控え、速度を落とし、雨に日以上に車間距離を空けて走行しましょう。

冬季の高速道路は大量の凍結防止剤が散布されており、クルマが錆びる原因となりますので、走行後は早めにクルマの下回りを洗浄しましょう。

雪道を走行するとクルマが錆びる!?錆対策方法とは
皆様は雪道走行後にクルマの汚れを放置していませんか?雪道を走行した後の汚れを放置するとクルマが錆びます。なぜ、雪道を走行した後に洗車をしないとクルマが錆びるのか?その対策方法も含めて紹介していきます。
タイトルとURLをコピーしました