2月中旬から4月下旬にかけてスギ・ヒノキ花粉がピークを迎えます。
鼻がムズムズしたり、目が痒かったり、だるさを感じている方も多くいるかと思います。
そんな花粉シーズンに運転するのは辛く、運転に集中できず事故になりかねません。
しかし、仕事に買い物など、どうしてもクルマで出掛けなければいけないことがあるかと思います。
なので今回は、花粉症の方が運転時に気を付けるポイントを紹介します。
準備
いくら車内とはいえ、マスクとメガネの装着は必須です。服装は花粉の付きにくいナイロンやポリエステルといった化学繊維の服装がおすすめです。
薬は眠くなりやすいので服用することは、おすすめできません。
クルマのエアコンフィルターを掃除したり、汚れがひどい場合は新品に交換しましょう。エアコンフィルターが汚れている場合、エアコンの性能が低下したり、イヤな臭いの原因になります。
運転前
車内に花粉を持ち込まない為、クルマに乗り込む前に服に付いた花粉を振り払いましょう。
エンジンをかけます。窓は全て閉めましょう。少しでも窓が開いていると花粉が侵入してきます。
エアコンをONにし内気循環に設定しましょう。エアコンの送風口から出る空気はエアコンフィルターを介している為、比較的きれいです。
運転中にくしゃみが出そうな場合
運転中のくしゃみは非常に危険です。
くしゃみがでる際に反動でハンドル操作やペダル操作を誤ったり、目をつぶったタイミングで前方不注意となり事故を起こすケースがあります。
くしゃみを出す時に1秒間目をつぶった際、時速30km/hで約8m、時速50km/hで13m進みます。前方を走るクルマが右折するためブレーキを踏めば追突事故に発展します。
くしゃみ出す時は車間距離を十分に開け極力、目をつぶる時間を短くしましょう。
ただ、花粉時期のくしゃみは1度では済まず、5回、10回と出ることもあります。
鼻を上から強く押すことで、くしゃみが出るのを抑えることができます。
運転中に目が痒くなった場合
運転中に目が痒くなると運転に集中できませんね。
少し痒い場合は口を開け、あくびを出します。あくびをした際に出た涙で目を潤して痒さを軽減させます。
目がかなり痒く、目を開けるのが辛い場合は安全な場所にクルマを停車させましょう。目薬をさしたり、濡れタオル等で目を冷やして目の痒みが治るのを待ちましょう。
花粉シーズン中の運転は辛いですね。花粉症の症状に気を取られ、事故を起こさないように事前準備を行い、時間に余裕を持って出発しましょう。