私は私の日産 フェアレディZ Z34を車検に出した際、代車として日産 デイズルークスをお借りしました。
なので今回は、日産 デイズルークスがどのようなクルマなのか私の感想と共に紹介します。
日産デイズルークスとは
日産 デイズルークスとは三菱自動車が製造、日産自動車が販売していたハイト系軽ワゴンです。
初代ルークスはスズキによる生産で、2009年に発売されました。2013年にスズキ パレッドの生産終了によって販売が終了しました。
2014年に今回試乗した2代目となるデイズルークスが発売されました。デイズルークスは日産自動車と三菱自動車の合弁会社であるNMKVが開発し、三菱自動車が生産していました。兄弟車に三菱 eKワゴンがあります。2020年に生産が終了。
2020年に3代目となるルークスが発売されました。
デイズとは楽しく、わくわくする毎日を提供できるよう命名されました。また、毎日を昨日までと違う楽しい日々に変えていくという意味を込めアルファベットのSを反転させたZの表記になっています。
ルークスとはRoomとMaxを掛け合わせた、広々とした車内空間を表現した造語です。
以下が今回、試乗した日産 デイズルークスのスペックです。
販売時期 | 2014年〜2020年 |
型式 | DBA-B21A |
エンジン | 3B20 |
排気量 | 659cc |
馬力 | 49ps@6500rpm |
トルク | 6.0kgf・m@5000rpm |
過給器 | なし |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
燃料タンク | 30ℓ |
燃費 | 22.0km/ℓ |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | FF |
タイヤサイズ | 155/65R14 |
乗車定員 | 4名 |
ハンドル位置 | 右 |
全長×全幅×全高 | 3395mm×1475mm×1775mm |
車両重量 | 940kg |
最小回転半径 | 4.4m |
価格 | 143万6400円 |
外観
フロントです。
横に長いパーツで全幅を大きく見せるデザインとなっています。
日産エンブレムとナンバープレートの間にあるメッキはVモーショングリルでしょうか?(Vにしては横に長過ぎる気がしますが・・・。)
サイドからです。
軽自動車という規格があるため、他社のハイト系軽ワゴンと差別化が難しく、似たようなデザインとなっています。
給油口は左側です。
リアです。
リアも軽自動車の規格があるので、リアハッチやテールランプ形状やリアリフレクターの位置など他社のハイト系軽ワゴンと差別化が難しくなっています。
タイヤ・ホイールです。
こちらの車両には社外のスタッドレスタイヤとホイールが装着されていました。タイヤは2017年製と古く、溝がかなりすり減っていました。(もう寿命が過ぎていますね。)
タイヤサイズは155/65R14
内装
運転席です。
当たり障りのないシンプルな内装です。
ドリンクホルダーや収納も用意されており、使い勝手も考慮されています。
エアコンはタッチ式でシンプルな操作性です。
タコメーターは無く視認性の高いスピードメーターとなっています。
後部座席です。
軽自動車なので幅はやや窮屈です。
シートの座り心地は特別良くも悪くもありません。
後部座席の足元の空間はかなり広く、その辺りの普通車より広く感じられます。
左側にドリンクホルダー付きテーブルと右側に袋を掛けるフックがあります。
ナノイー効果のある大型エアコンが搭載されています。
空間の広いハイト系軽ワゴンの後部座席はエアコンの効きが弱い傾向がありますが、これなら暑がり、寒がりでも問題ありませんね。
トランクはかなり狭いです。後部座席を倒す事前提となります。
エンジン
エンジンは659cc横置きの直列3気筒DOHC自然吸気エンジンです。
最大出力49ps@6500rpm 最大トルク6.0kgf・m@5000rpm
運転してみて
ハイト系軽ワゴンに走りを求めるのはナンセンスです。なので、同じハイト系軽ワゴンのホンダ NBOXとダイハツ タントと比較して走行性能を紹介します。
エンジンはNBOXは高回転型でエンジンを回せば3車種の中で1番トルクが出ますが、低回転時のトルクがありません。逆にタントは高回転まで回りませんが低速からトルクがあり、発進が楽です。一方、デイズルークスのエンジンはやや高回転寄りですが、出力が低く3車種の中では見劣りします。
デイズルークスはSレンジやBレンジに入れた際にエンジンブレーキが効き始めるまでにかなり時間がかかります。変速の速さは圧倒的にタントで、デイズルークスの変速時間は体感上、タントの3倍の時間を要します。一方のNBOXはLレンジしかなく、エンジンブレーキの効きが強いので、少しエンジンブレーキをかけたい時は不便です。(特にNBOXはDレンジのギアが高いので、アクセルオフした際にエンジンブレーキが、ほとんどかかりません。)
デイズルークスのサスペンションの硬さはタントと同じくらいで、ちょうど良いです。NBOXのサスペンションは柔らかすぎて、コーナリング時に激しくロールします。
ブレーキの効きもデイズルークスとタントは同じぐらいで不満なく減速できます。NBOXのブレーキはかなり貧弱で本当に止まりません。
デイズルークスで気になる点は、送りハンドルをする際にハンドルにカクつきがあるのと、エンジンの振動がかなり大きいことです。
日産 デイズルークスは広々とした車内空間のハイト系軽ワゴンです。