あなたの乗っているお車に装着されているタイヤは何年前に製造されたものですか。
タイヤのゴムは製造した時点から年月が経つにつれゴムが硬くなり、グリップ力が低下します。グリップ力が低下することでスリップ事故が発生しやすくなります。
クルマ用のタイヤは製造から10年が使用期限と言われてますが、多くのタイヤメーカーでは使用から5年での交換を推奨しています。
タイヤの使用状況や保管方法により、タイヤの劣化の進行速度は異なりますが、どのような保管方法でも完全にタイヤの劣化を止めることはできません。
見た目では分かりませんがタイヤの劣化は進行しています。「前回、いつタイヤを買ったか覚えていない」「かなり古いタイヤを使用している」と思えば早めに新しいタイヤに交換したほうが良いですね。
しかし、自分のクルマに装着されているタイヤがいつ製造されたのか分からないという方はいませんか。
今回はタイヤの製造時期の調べ方を紹介します。
タイヤの製造時期はタイヤのサイドウォールに記載があります。
BRIDGESTOnEのSTの下に注目してください。このタイヤは1220と記載があります。これは2020年の12週目に製造されたタイヤになります。なので、2020年3月16日から2020年3月22日の間に製造されたタイヤになります。
こちらのタイヤは2017年の22周目です。
このタイヤは2018年の48周目ですね。
年間1万km以上走行される方であれば、劣化より、溝の摩耗の方が先に来ます。
スタッドレスタイヤに交換されたり、年間走行距離が少ないとタイヤの硬化が先に来ます。
特にスタッドレスタイヤは雪上性能が保たれる期間が短いので注意が必要です。
また、タイヤを購入される時、なるべく新しいタイヤが良いと思いますが、注意するポイントは保管方法です。きちんと保管されていれば製造日から2年程度は性能が保証されます。しかし、直射日光に当たっていたり屋外保管されるとタイヤが劣化しますのでタイヤを購入する前に販売店のタイヤの保管方法を見極める必要がありますね。
タイヤは車のすべての性能を受け止める重要部品なので必ず点検を行い、快適なカーライフをお過ごしください。