皆様はクルマを運転中に対向車にパッシングされた経験はありませんか?
パッシングとはハイビームを1、2回瞬間的に点灯させる行為で、パッシングには意味があります。
パッシングされたことがあるけど、どういった意味があるのかと疑問を抱いている方も多くいるかと思います。
なので今回は、パッシングの意味について紹介していきます。
挨拶
パッシングは挨拶に使われることがあります。
もちろん、すべての対向車に挨拶している訳ではなく、家族や友人といった知り合いや同じタクシー会社や運送会社のドライバー同士で挨拶をする傾向があります。
パッシングされた相手に心当たりがない場合は、前方か後方を走るクルマやトラックに対して挨拶をしている可能性があります。
警察による取り締まり
直線の一本道やよく取り締まりが行われている場所の手前で対向車からパッシングされた場合「この先、速度取締中」であることを知らせてくれた可能性があります。
ネズミ取りや移動オービスが待ち構えている可能性がありますので速度を落として走行しましょう。
パッシングして教えて頂けた際は、こちら側もパッシングするか、手を挙げてお礼をしましょう。
落下物
落下物や動物の死骸が落ちていることを知らせてくれた可能性があります。なので、しばらく速度を落として一層、注意して運転する必要があります。
ヘッドライトのつけ忘れ
夜間、対向車にパッシングされた際は一度、ヘッドライトが付いているか確認してください。
ヘッドライトのつけ忘れを知らせてくれた可能性があります。
ヘッドライトがついてる場合は、球切れを起こしているかもしれません。
ハイビームをつけている
ハイビームからロービームに切り替えを忘れて対向車が眩しい思いをした為、パッシングをした可能性があります。
なので、一度ハイビームになっていないか確認しましょう。
クルマに異常
クルマに異常が発生していることを知らせてくれた可能性があります。
なので、一度クルマを停めて確認した方が良さそうです。(スーパーカーはエンジンから出火して燃えていた事例があります。)
道を譲る
右折待ちをしている際にパッシングされた時は「どうぞ行ってください」という意味があります。
パッシングして道を譲って頂けた時は、手を挙げてお礼をして行きましょう。この際、道を譲って頂いたクルマの左側からバイクや自転車といった二輪車が飛び出して来る可能性があるので注意して右折しましょう。
方向指示器を出す際に誤作動
大抵のクルマは方向指示器のレバーを手前に引くとパッシングをすることができます。
なので、方向指示器を出す際に手が当たり、レバーを手前に引いてしまい、誤ってパッシングすることが稀にあります。
遅い
後方を走るクルマからパッシングを受けた際は「急いでいるから道を譲って欲しい」といった意味があります。
この際は、追い越しをしやすい直線でハザードを出しながら速度を落として左へ寄せて道を譲りましょう。
私自身、以前に名阪国道で追い越し車線を走るトラックにパッシングして道を譲らせるプリウスを目撃したことがあります。
ただ、煽り運転と見做されるかも知れませんので注意が必要です。
パッシングには様々な意味があり、ドライバー間でのコミュニケーションとして利用されます。ただ、使い方を間違えると交通トラブルに発展しかねないので注意が必要です。