皆様は交差点で信号待ちをしている時にコンビニの駐車場に入って行ったクルマが駐車することなく通過して出て行く様子を目撃したことはありませんか?「買い物をする訳でもなく、なぜコンビニの駐車場に入ってすぐに出て行ったのだろうか?」と戸惑ったかと思います。
それはコンビニワープといわれる行為です。
コンビニワープとは、交差点手前にあるコンビニを通過することによって赤信号を飛ばし時間短縮させる行為です。
時々、コンビニワープをするクルマを見かけると、赤信号を待つ必要がないので、ズルいと感じるかと思います。
そんなコンビニワープを実際にしてもいいのかと、疑問を抱いている方も多くいるかと思います。
なので今回は、コンビニワープの違法性について紹介します。
コンビニの駐車場は、あくまでも私有地なので道路交通法で規制することは不可能です。
ですが、大抵のコンビニの駐車場は、そのコンビニで買い物をする客のみが入ることが許されています。なので、コンビニワープ目的でコンビニの駐車場に入ると建造物侵入罪に問われる可能性があります。
ただ、1回、2回程度のコンビニワープを行って罪に問われる可能性は非常に低く、「コンビニで買い物をしようと思ったが、気が変わったのて出ていった」といえばコンビニワープをする意図がなかったことになります。
ただし、常習犯の場合は防犯カメラ等の証拠が残るので検挙される可能性があります。
そしてコンビニワープで最も懸念されるのが事故です。
コンビニワープをするクルマは時間短縮のショートカットの為、コンビニの駐車場内を勢いよく走らせます。
なので、コンビニの駐車場に出入りする際、コンビニ前の歩道で歩行者や二輪車との事故に発展する可能性もあります。
また、多くのコンビニでは前向き駐車しているクルマが多数です。バックで出る際は視界が悪く、突然来たクルマと事故を起しやすいです。
そして、駐車しているクルマの隙間から歩行者が急に飛び出てきて事故になる可能性があります。
たった1分、2分の信号待ちを短縮させる為に事故を起こせば、事故処理に1日以上潰れますし、多額の損害賠償を支払う羽目にもなります。コンビニワープはコンビニにも迷惑がかかり、事故を起こす可能性があるので、決して頭の良い行為とは思えません。