最近、ガソリンの価格が高いですね。
日本政府によるガソリンへの補助金が縮小したことによりガソリン価格が徐々に高騰し、全国のレギュラーガソリンの平均価格が170円を超えました。2023年9月末で補助金が廃止される予定で以前、私がレギュラーガソリン価格が200円を超えると記事を書きましたが、いよいよ現実味を帯びてきました。
いくらガソリンが高くなっても仕事や買い物など、特に地方ではクルマを使わない訳には行きません。
となると、少しでもガソリンの消費を抑えたいと思われる方が多くいるかと思います。
そんな中、テレビやネットでガソリンの消費を抑えるエコ運転特集を目にする機会が多いとお思います。
その特集の中に5秒かけて時速20km/hまで加速すると燃費が良くなると謳っています。
しかし、私は5秒かけて時速20km/hまで加速する行為は実は迷惑だと考えています。
なぜ、私は5秒かけて時速20km/hまで加速する行為は迷惑だと考えるのか紹介します。
クルマが最もガソリンを消費するタイミングが加速時です。
よって、5秒かけて時速20km/hまでふんわりアクセルで加速するとクルマの燃費は良くなります。
ただ、全てのクルマが5秒かけて時速20km/hまで加速すると1度の青信号で通過できるクルマの台数が減り渋滞が発生します。
赤信号で待つ時間が増えるとアイドリングの時間が増え、ガソリンと時間を無駄に消費します。赤信号の間、エンジンを切るとガソリンの消費は止められますが、夏場はエンジンを切るとエアコンも止まるので車内は灼熱地獄と化します。
前のクルマが動き出してから発進するのではなく、2〜3台前のクルマの動きを見て、すぐに発進できるように構えておきましょう。
また、ゆっくりすぎる加速より、ある程度の加速をして早く巡航速度に到達させた方が燃費が良い場合があります。(定速巡航が一番燃費が良い状態です。)
ゆっくり過ぎる加速は燃費がよくなるエコ運転ですが、他の交通への迷惑を顧みないエゴ運転となってしまいます。自車の燃費を気にし過ぎず、周囲への配慮ある運転を心がけましょう。