私は先日、ヒョンデ アイオニック5に試乗しました。
ヒョンデ アイオニック5がどのようなクルマなのか、私の感想と共に紹介します。
ヒョンデ アイオニック5とは
ヒョンデ アイオニック5は韓国の自動車メーカーのヒョンデが製造・販売する電気自動車です。
アイオニック5はヒョンデ初のEV専用車種で、アイオニックシリーズ最初のモデルです。
2021年に発表され、日本では2022年に発売されました。
以下が今回試乗したヒョンデ アイオニック5のスペックです。
| 販売時期 | 2022年〜 |
| 形式 | ZAA-NE4LRG |
| パワートレイン | ツインモーター |
| モーター形式 | フロント EM07 リア EM17 |
| 排気量 | 0cc |
| 最大出力 | フロント 95ps@2800rpm〜6000rpm リア 210ps@4400rpm〜8600rpm |
| 最大トルク | フロント 26.0kgf・m@0rpm〜2600rpm リア 35.7kgf・m@0rpm〜4000rpm |
| バッテリー容量 | 72.6kWh |
| 航続距離 | 577km |
| 電費 | 142.4Wh/km |
| 駆動方式 | AWD |
| トランスミッション | 1段変速 |
| タイヤサイズ | 255/45R20 |
| ハンドル位置 | 右 |
| 乗車定員 | 5名 |
| 全長×全幅×全高 | 4635mm×1890ｍｍ×1645mm |
| 車両重量 | 2100kg |
| 最小回転半径 | 5.99m |
| 価格 | 599万円〜 |
外観
サイバー感のある未来的なデザインです。テスラやアイオニック5が街中で普及すると他の現行のクルマでさえ古く見えます。
真四角な形状が特徴的で他に類似したクルマが存在しない唯一無二のデザインです。
後ろから見ると、一層サイバー感が強く、近未来からタイムスリップしてきたのかと思わせられます。
一見すると車体の大きさは感じられませんが、アルファードやセンチュリーに匹敵するほど、ホイールベースが長いです。その為、最小回転半径が約6m必要になります。
全長×全幅×全高は4635mm×1890ｍｍ×1645mmと車幅の大きさに気を使います。
空力を考慮した格納式のドアハンドルが装着されています。
タイヤサイズは255/45R20。AWDモデルには20インチで他は19インチのホイールが装着されます。
なんだか、吸い込まれそうな非常に複雑なデザインのホイールです。
内装
内装も未来的なデザインとなっています。
収納やドリンクホルダーも用意されており、日常的に使いやすいです。
「EVなのになぜかパドルシフトがある」と思いましたが、これでアクセルオフにした際の減速力を調整できます。
ウィンカーレバーが右側でワイパーレバーが左側とJIS規格に準じており、日本車からの乗り換えでも混乱することがありません。
カーナビも日本国内で使いやすい設計となっており、ヨーロッパ車以上に日本人が使いやすいように考え尽くされています。
エアコンは物理ボタンとなっており、運転中でもダイレクトに操作できます。
ステアリング中央にロゴが入っていないクルマは珍しいですね。
運転してみて
シートポジションは可動域が広いので様々な体格の方に適合しますが、大柄な欧米人向けの印象を受けます。
アクセルペダルの踏み始めが硬く、テスラや2000年代の欧州車のような感覚があります。（日本車にはない感覚です。）
EVならではのリニアなアクセルレスポンスに厚いトルクは健在です。
ずっしりと重厚感のあるフィーリングです。
ステアリングは比較的軽めです。ホイールベースが長く、最初回転半径が約6mと小回りが効かないので、狭い道やUターンでは苦労することがあります。
サスペンションは硬めで段差で跳ねます。
1ペダルでの減速は強すぎず、弱すぎない加減です。
フットブレーキのタッチも自然で、違和感なく減速できます。
ヒョンデ アイオニック5は韓国から再上陸した未来的な電気自動車です。