運転免許を取得するならAT限定でいいのか?

自動車情報

運転免許を取得しようと思われた際に通常の普通自動車運転免許証か、AT限定免許にするかで悩まれる方がいるかと思います。

AT限定免許証とはオートマチック限定免許の略で1991年に創設されました。

AT限定免許は3ペダルのマニュアルトランスミッションを搭載したクルマが運転できない(MTモード付きは可)代わりに運転免許証の取得費用が通常の運転免許より少し安く、自動車学校の授業時間が短く、クラッチやギア操作を覚える必要がないといった利点があります。

近年、3ペダルのマニュアルトランスミッションを搭載したクルマの車種と販売数が減少しており、新車の99%がAT車と言われています。なので、マニュアルトランスミッション車の運転をする機会がない為、新規で運転免許証を取得する際にMT車が運転できる普通自動車運転免許証が必要なのかと疑問を抱くかと思われます。

なので今回は、悩まれているシチュエーション別に普通自動車運転免許かAT限定免許かどちらを取得した方が良いのかを紹介します。

とりあえず運転免許証が欲しい

クルマがあると一気に行動範囲が広がります。公共交通機関みたいに時間や場所の制約を受けることなく24時間365日、自由に出掛けることができます。また地方の場合、クルマがないと買い物や通勤が不便な場合が多いですね。なので18歳になったら、とりあえず運転免許証が欲しいと思う方が多くいるかと思います。

運転免許証を取得して、自身でクルマを購入する際はAT車を購入すれば良い訳ですが、親にクルマを借りる際、親のクルマがMT車の場合は運転することができません。

また、就職活動で入社条件の必要な資格として運転免許証が必要な場合があります。とはいえ、多くの企業ではATの社用車が配備されており、仕事でMT車を運転しざるを得ない状況はレアケースだと思います。(事前に社用車がMTであることは伝えられるはずです。)

親のクルマがAT車、就職先の指定がなければAT限定免許で困ることはありません。

親に限定なしの普通自動車運転免許証を取得するように勧められた

運転免許証を取得する際に親から「AT限定免許はやめておきなさい。」「男がAT限定免許はカッコ悪い。」などいわれて悩まれている方もいるかと思います。

ソニー損害保険によると2023年の新成人の普通自動車運転免許の保有率は61.2%で、内訳として普通自動車運転免許が16.7%、AT限定が44.5%となっています。

20歳で運転免許証を持っている方自体が6割しかおらず、その大半がAT限定免許です。多くの若者は取得費用や受講時間の少ないAT限定で十分だと認識しています。

そして、これから運転免許証を取得しようとする若者の親世代ではAT限定免がダサいという認識を持っている方も多くいるかと思います。

最近では男性でもAT限定免許を取得される方が多く、ダサいという風潮は平成の遺物です。なので、親の意見を無視してAT限定免許でも問題はありません。(運転免許証の取得費用を親に出してもらう場合は従うべきですが。)

クルマや運転すること自体にに興味がある

クルマや運転自体に興味のある方は是非、MT車が運転できる限定なしの普通自動車運転免許証の取得をおすすめします。

クラッチやギアチェンジなど実際に操作してみると難しく思えますが、慣れると非常に楽しいです。

運転免許証取得後は、せっかくなのでMT車を購入することもおすすめします。

MT車に乗り慣れるとAT車が退屈に思えてきます。

実は、MT車が運転できる普通自動車運転免許を持っていてもAT車に乗り慣れすぎて、MT車が怖くて運転できない方も多くいます。

また、AT限定でもMT車を運転したくなった際はAT限定解除を行う選択肢もありす。

運転免許証が欲しいけど、特段にこだわりのない方はAT限定の取得でいいと思います。

この記事の執筆者

フェアレディZオーナーが自動車情報とおでかけ情報を発信するブログ・YouTubeチャンネル「Can I get information」運営をしています。趣味はドライブとクルマです。所有車は日産フェアレディZ(Z34)。常に新しいコトを探究。東海地方を拠点に活動しています。

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