皆様は方向指示器を正しく出せていますか?
方向指示器とは通称ウィンカーと呼ばれる、クルマやオートバイなどに付けられている保安部品で、右左折や進路変更の際に、その方向を周囲に示すための装置です。緊急時には左右同時に点滅させることで、ハザードランプとしても使用されます。
方向指示器は曲がる方向・車線変更する同一の方向に出す必要があります。
右左折する際は、30m手前から出す必要があります。
車線変更時は車線変更する3秒前に方向指示器を出し、車線変更が完全に完了し終わってから方向指示器を切ります。
多くの方が方向指示器に関するルールを守られているかと思いますが(曲がる直前過ぎたり、車線変更と同時に方向指示器を出すクルマもいますが)、左右どちらの方向指示器を出せば良いのか悩まれるケースも存在します。
それが斜めの一時停止のある交差点です。
斜めの一時停止のある交差点では、通常の右左折とも合流とも捉えることができます。
よって、方向指示器を右か左かどちらを出せばいいのか迷われている方もいるかと思います。
なので、今回は斜めの交差点の方向指示器を出す方向を紹介します。
交差点や車線変更時の方向指示器は、ハンドルを切る方向と同じ方向へ出します。
では、「画像A」の交差点では、画像奥にある緑の屋根の建物のある方向へ行きたい場合、方向指示器は右か左かどちらを出せばいいでしょうか?方向指示器はハンドルを切る方向と同じ方向へ出すことを踏まえて考えてみてください。
「画像A」の緑の屋根の建物のある方向へ行く場合は、方向指示器を左に出すのが正解です。
緑の屋根の建物のある方向へ行く場合、ハンドルを左に切って優先道路へ出る必要があるからです。
では、「画像B」の交差点では、進行方向である白のスズキ スイフトスポーツと同じ方向へ行きたい場合は、方向指示器は右か左のどちらに出せばいいでしょうか?
「画像B」の進行方向である白のスズキ スイフトスポーツと同じ方向へ行く場合は、方向指示器を右に出すのが正解です。
「画像B」は、交差点というよりは加速車線の手前に「止まれ」があります。
一時停止後、加速車線から本線の走行車線へ移動する際は、車線変更扱いになりますので右の方向指示器を出します。
斜めの交差点や加速車線手前に一時停止があると、左右どちらの方向指示器を出せばいいのか悩みますね。とにかく、ハンドルを切る方向と同じ方向に方向指示器を出すと覚えておくといいでしょう。