最近開通してややこしい。東海地方の高速道路の紹介

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皆様は高速道路を使ってお出かけされることはありますか?

高速道路は早くて便利です。最近は続々と新規開通され、ますます便利になりました。

その一方で高速道路の路線が複雑すぎて、分からなくなっている方もいるかと思います。

なので今回は、東海地方の高速道路路線について紹介します。

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名古屋高速

「名古屋高速」は愛知県名古屋市内を中心に通る都市高速です。

「名古屋高速」は、名古屋市中心部を時計回りに1周する「都心環状線」を中心に放射状に路線が広がっています。

「東名」「名神」などの高速道路とは別料金になりますので、中心部を通過すると料金が途切れます。なので、長距離逓減制を利用する場合は通行しないように注意が必要です。

「1号楠線」、「2号東山線」、「3号大高線」、「4号東海線」、「5号万場線」、「6号清洲線」、「11号小牧線」、「16号一宮線」とあります。「11号小牧線」と「16号一宮線」は、「都心環状線」および1号〜6号とは、それぞれ別料金になります。

名古屋西料金所で「東名阪道」、名古屋西JCTと高針JCTと清洲JCTと楠JCTで「名二環」、東海JCTと名古屋南JCTで「伊勢湾岸道」、小牧ICで「名神」「東名」、一宮ICで「名神」に接続します。

「名古屋高速」は名古屋市内の移動や名古屋市中心部〜名古屋市外への移動の際に使われます。ちなみに不必要に都心部を通り抜けて通行すると「名神〜東名」「伊勢湾岸道」経由よりも通行料金が高くなります。

画像出展:名古屋高速

名二環

「名二環」とは、名古屋第二環状のことで、愛知県名古屋市の外周を通ります。、飛島JCT〜名古屋南JCT区間は「伊勢湾岸道」と重複区間になります。

2021年5月1日に名古屋西JCT〜飛島JCTが開通し全線開通となりました。

「東名」「名神」などの高速道路と「名古屋高速」とは別料金になります。

飛島JCTと名古屋南JCTで「伊勢湾岸道」、名古屋西JCTで「名古屋高速5号万場線」清洲JCTで「名古屋高速6号清洲線」「名古屋高速16号一宮線」、楠JCTで「名古屋高速1号楠線」「名古屋高速11号小牧線」、高針JCTで「名古屋高速2号東山線」、上社JCTー名古屋料金所で「東名」に接続します。

名古屋市郊外の移動や「名古屋高速」「東名阪」「名神」「東名」「伊勢湾岸道」間の接続に使われます。

名古屋第二環状 名古屋西JCT〜飛島JCT開通当日に走ってみた
名二環 名古屋西JCT〜飛島JCTを走ってきましたので、その様子です。

東名

「新東名」が開通して少し影が薄くなりましたが、「東名」は東京IC〜小牧ICを通ります。

小牧ICで「名神」「名古屋高速11号小牧線」、小牧JCTで「中央道」名古屋ICで「名二環」、豊田JCTで「伊勢湾岸道」に接続します。

「東名」は静岡県〜豊田JCTまで「新東名」の南側にあり、岡崎市、蒲郡市、豊川市、豊橋市での移動を中心に使われます。豊田JCT〜小牧ICでは愛知県北中部エリアでの移動で使われます。また、「新東名」が利用できなくなった際の迂回路として利用されます。(愛知区間は事故で通行止になることが多いです。)

新東名

「新東名」は海老名南JCT〜新秦野IC、新御殿場IC〜豊田東JCTを通ります。

新秦野IC〜新御殿場ICは工事中となっています。豊田東JCTで「伊勢湾岸道」へ接続し四日市JCTで「新名神」となり草津JCTで名神へ接続します。

「新東名」が開通してから名古屋ー東京間の移動が早く楽になりました。

先程も紹介しましたが、愛知区間は魔の区間と呼ばれ?事故が多く通行止になることがあります。

豊田東JCTで「伊勢湾岸道」「東海環状道」へ接続します。

東京〜大阪間での移動に利用されます。

伊勢湾岸道

「伊勢湾岸道」は四日市JCT〜豊田東JCTを通ります。

西に「新名神」、東に「新名神」へ接続する日本の大動脈で、三重県北部の沿岸から愛知県中央部を横切ります。東海市から飛島村にある名港トリトンが見所です。

四日市JCTで「新名神」「東名阪道」、飛島JCTで「名二環」、東海JCTで「名古屋高速4号東海線」、大府ICを降りて「知多半島道」、名古屋南JCTで「名二環」「名古屋高速3号大高線」、豊田JCTで「東名」、豊田東JCTで「新東名」「東海環状道」に接続します。

東京〜大阪間での移動に使用されます。

新名神

「新名神」は四日市JCT〜草津JCT、城陽JCT~八幡京田辺JCT、高槻JCT〜神戸JCTを通ります。

「名神」草津JCTから分離し、滋賀県南部を横断し三重県北部の山間部を通り「伊勢湾岸道」へ抜ける大動脈です。

新名神の全線開通は未定です。

2019年に「新名神」亀山西JCT〜四日市JCT区間が開通したことによって「東名阪道」の渋滞が緩和されました。(副作用として草津JCT〜京都東IC区間が混むようになりました。)

四日市JCTで「伊勢湾岸道」「東名阪道」、新四日市JCTで「東海環状道」、亀山西JCTで「東名阪道」へ接続します。

東京〜大阪間での移動に使用されます。

鈴鹿パーキングエリア PIT SUZUKA行ってみた
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名神

「名神」は小牧IC〜西宮ICを通ります。

小牧ICから東が「東名」になり、岐阜県より西は滋賀県へと抜けていく大動脈となっています。

一宮区間は渋滞のメッカでよく混みます。

関ヶ原区間は難所で冬は積雪が多いので冬季に通行される際は冬装備が必須です。

小牧ICで「名古屋高速11号小牧線」、一宮ICで「名古屋高速16号一宮線」、一宮JCTで「東海北陸道」、養老JCTで東海環状道に接続します。

東京〜大阪間での移動は「新名神」が使われますので、岐阜県〜愛知県の移動、「中央道」「東海北陸道」「名古屋高速」への接続に使われます。

名神 伊吹パーキングエリア(上り)に行ってみた
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中央道

「中央道」は高井戸IC〜小牧IC、富士吉田ICを通ります。

東京〜名古屋

小牧JCTで「東名」、土岐JCTで「東海環状道」に接続します。

長野方面へ行く際に利用されます。

ヘブンス園原へ名古屋方面からは「中央道」恵那峡トンネルを越えた先にある園原ICが最寄りになります。

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東海環状道

「東海環状道」は豊田東JCT〜山県IC、大野神戸IC〜養老IC、大安IC〜新四日市JCTを通ります。

愛知県東部から岐阜県南部を経由し三重県を通ります。

東海と名の付く「東海北陸道」とは別路線なのでご注意ください。

2026年度に岐阜県と三重県が繋がり全線開通予定となります。

豊田東JCTで「伊勢湾岸道」「新東名」土岐JCTで「中央道」、美濃関JCTで「東海北陸道」、養老JCTで「名神」、新四日市JCTで「新名神」に接続します。

東海北陸道

「東海北陸道」は一宮JCT〜小矢部砺波JCTを通ります。

似たような名前で「北陸道」「東海環状道」とは別路線になるので注意が必要です。

「東海北陸道」は一宮から岐阜県を縦断して富山県へと抜けていきます。

日本一標高が高い位置にある高速道路ということもあり、冬季は冬装備が必須です。

飛騨地方では、片側1車線となり事故が発生した際は通行止になることがあります。

一宮JCTで「名神」、白鳥ICと飛騨清見ICで「中部縦貫道」に接続します。

「東海北陸道」は下呂市、飛騨高山、富山県へ行く際に使われます。

白山白川郷ホワイトロードへは「東海北陸道」白川郷ICが最寄りです。

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中部縦貫道

「中部縦貫道」は福井北JCT〜九頭竜IC、油坂〜白鳥IC、飛騨清見IC〜高山IC、平湯IC〜中ノ湯ICを通ります。

平湯IC〜中ノ湯IC区間を除き、無料で通行できます。

白鳥IC〜飛騨清見IC区間は「東海北陸道」と重複区間となります。

全線開通時期は未定です。

白鳥ICと飛騨清見ICで「東海北陸道」に接続します。

福井県や高山市街、飛騨市街方面へ行く際に利用されます。

東名阪

「東名阪」は名古屋西JCT〜伊勢関ICの愛知県西部から三重県北部を通ります。

かつて「新名神」から「伊勢湾岸道」への接続を担う大動脈でキャパシティが足りず慢性的な渋滞に悩まされていましたが2019年に「新名神」亀山西JCT〜四日市JCT区間が開通したことによって「東名阪道」の渋滞が緩和されました。(副作用として草津JCT〜京都東IC区間が混むようになりました。)

名古屋西料金所で「名古屋高速5号万場線」「名二環」、四日市JCTで「伊勢湾岸道」「新名神」、伊勢関ICで「伊勢道」「名阪国道」に接続します。

「名古屋高速」「名二環」「新名神」「伊勢道」「名阪国道」への接続に使用されます。

鈴鹿臨時パーキングに行ってみた
鈴鹿臨時パーキングとは東名阪道下りの鈴鹿ICを少し過ぎたところにある仮設パーキングです。

伊勢道

「伊勢道」は伊勢関ICから伊勢西ICまでを通ります。

伊勢神宮へ行かれる際に通行される方が多いかと思いますが、大型連休時に伊勢西IC、伊勢ICが封鎖されることがあるのでご注意ください。

伊勢関ICで「東名阪道」「名阪国道」、勢和多気JCTで「紀勢道」に接続します。

三重県中部から南部へ行く際に利用します。

紀勢道

「紀勢道」は勢和多気IC〜熊野大泊IC、新宮市三輪崎〜市屋、すさみ南IC〜南紀田辺ICを通ります。

紀伊長島IC〜南紀田辺ICは無料区間になります。

全線開通は未定です。

勢和多気JCTで伊勢道に接続します。

三重県南部や和歌山県へ行く際に使われます。

知多半島道・南知多道路・知多横断道・中部国際空港連絡道路

「知多半島道」は大高IC〜半田IC、「南知多道路」は半田IC〜豊丘IC、「知多横断道」は半田JCT〜りんくうIC、「中部国際空港連絡道路」はりんくうIC〜セントレア東ICを通ります。

「知多半島道」「南知多道路」「知多横断道」は「伊勢湾岸道」「名古屋高速」とは別料金になります。さらに「中部国際空港連絡道路」は別で料金が発生します。

「知多半島道」「南知多道路」「知多横断道」といわれても、ややこしいので「知多半島道」と一括することが多いです。

「知多半島道」は大高ICで「名古屋高速3号大高線」、大府西ICを降りて伊勢湾岸道へ、半田JCTで「知多横断道」、半田ICの先が「南知多道路」に接続しています。

「知多横断道」りんくうICから先が「中部国際空港連絡道路」、半田JCTで知多半島道に接続しています。

知多半島全般への移動や特にセントレア(中部国際空港)へ行く際に使います。

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名阪国道

「名阪国道」は高速道路ではありませんが、無料で通行できる高速道路並みの道路です。

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「東名阪道」亀山IC、伊勢関IC、西は天理ICを結ぶ片側2車線の信号のない道路です。制限速度は70km/h〜60km/hですが実質80km/h〜100km/hで流れています。(覆面パトカーが多く、一般道なので30km/h以上の違反で免停になるので要注意!)

途中、Ωカーブと呼ばれるものがあり、急勾配と急カーブが同時にある為、死亡事故が多発しています。

名古屋〜大阪間での移動の際に使われており実は、「新名神」「名神」を使うより、「東名阪」ー「名阪国道」ー「西名阪」を利用して名古屋〜大阪間を移動した方が圧倒的に通行料が安く済みます。

カーナビで名阪国道を通行したい際は経由地に天理ICを入れるとナビが「名阪国道」を通行するルートで案内してるれると思います。

名四国道

「名四国道」も高速道路ではありませんが、紹介しておきます。

「名四国道」は国道23号線を指します。多くの区間で片側2車線以上となっておりますが、信号はあります。

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起点は豊橋市で伊勢湾を周回するような形で名古屋市、津市を経由し伊勢神宮の内宮前に終点があります。

特に名古屋市から浜松市にかけてのバイパス区間は信号なしで通行ができます。(蒲郡〜豊川区間は工事中です。)

四日市市南部から津市北部の高速道路から離れているエリアへ行く際や高速道路を使わず、三重県〜愛知県を移動する際に使われます。

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