コロナ禍が開けてから物を買うことが難しい時代となりました。
その代表的なのがクルマで半導体不足による減産で年単位の納車待ちが発生し、中古車価格が新車価格を超える事態に陥りました。
最近では半導体不足も落ち着き、3ヶ月程度で新車が納車できる車種も多くあります。
しかし、依然としてアルファードやランドクルーザーなどの人気の新型車種や限定車は新車で購入することが難しく発売前から売り切れや受注停止なんてこともあります。
日産 フェアレディZ(RZ34)ですが、2022年7月末に受注が停止しました。実は、私は2022年7月中旬にオーダーしましたが、オーダーから1年半近く経った2023年12月現在ですら納車があと何年先になるか分からない状態です。
購入が殺到する商品は抽選販売という手法がされており、発売後に検討して購入するのではあまりにも遅く、購入するのに悩んでいる暇はありません。発売前に製品の情報をリサーチし、早めに購入意思を示さなければなりません。
なので、お金を貯めてからでは遅く、お金がない場合は、すぐに必要な金額を借りてくる必要があります。
だが、日本では「借金=悪」という風潮があり、金利も発生する借金をしてまで買うべきなのかと思われている方もいるかと思います。
なので今回は、借金してでも物を買うべき理由を紹介します。
新品で買えなくなる
新品に拘る場合は早く購入しなければ、売り切れや予告なしに突然の販売終了によって買えなくなります。
特に限定品はその時でしか新品で購入できません。(以降は中古で買うことになります。)
プレミア価格が付く
購入希望者が多数いる人気商品や限定商品は転売が盛んに行われます。
転売時には新品価格以上の価格で取引されます。時に定価の2倍や3倍ので販売されることもあります。
なのでプレミア価格で購入するより借金の金利を払ってでも定価での購入が最安値になります。
また、借金が返済できなくなっても購入した商品を売れば済みます。(あわよくば、お釣りがやってきます。)
インフレーションが進む
コロナ禍が明けて以降、急速にインフレーションが進んでいます。
インフレーションとは貨幣の価値が下がることによって物価が上昇することです。
インフレーションが起こる多くの原因は貨幣の流通量の増加によって貨幣価値が下がる
日本では「値上げ」「値上げ」と騒がれて物価が多少、高くなった程度ですが、海外では目も飛び出る程に物価が高騰しています。(アメリカでサンドイッチとコーヒーとスクランブルエッグの朝食を喫茶店で食べると5000円程するらしいです。)
今後は日本でも更なるインフレーションが進むことによって値上げされることが予想されます。なので、欲しいと思った当時の価格分の金額が貯まって、いざ購入しようとしてもお金が足りなくなる事態が発生します。
借金には金利の負担が発生しますが、値上げされても負担が増えます。
なので借金すれば、ほぼ同じ負担で早く商品を購入することができます。また、インフレーションが進むことによって貨幣価値が下がるので借金が減った体感ができます。
円安が進む
コロナ前は1ドル108円程度と記憶していましたが、最近の為替は1ドル150円程度です。
ドルが高いだけでなく、ユーロや人民元なども高くなっており、一人負けして日本円だけが下がっています。
なので、輸入品を購入する際に下がった日本円の価値を補填する形で多くの日本円を払う必要があり、実質の値上げとなります。
今後は更に円安が進む可能性があり、更なる値上げが予想されます。
インフレーションと同じ理由で借金には金利の負担が発生しますが、値上げされても負担が増えます。なので借金すれば、ほぼ同じ負担で早く商品を購入することができます。
商品の購入後に円安が進み、後に海外に売る場合は円安が有利になります。
また、ドル建てで給料をもらい、日本円で借金する場合も円安が有利に働きます。
上記の理由から本当に欲しいものは借金をしてでも早めに買うべきかと思います。